ヨロヨロ旅行記 中国桂林 激安4日間の旅 2010年5月13日(木)〜5月16日(日)

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●3日目 5月15日(土)  桂林ー市内観光

シゲ爺 朝のバイキング

3連泊した「幸運酒店」

桂林は小さな都市なので、どこに行くにもバス移動時間が少なくアッと言う間に観光地に着くので とても楽だった。その上同じホテルに3連泊だったので楽が「楽々」だった(ニッコリ!)


ホテルのレストランの看板

畳彩山(じょうさいざん)入り口

ホテルは日本人の経営で、70%が日本人観光客だそうです。


畳彩山を半分程登った所

左のトンネルの中

「朝 元気な内に階段登りをしましょう」と 言う事で往復900段の階段を、朝一でこなすことになった。 それが結果的に良かったようで、かなり急な石段を何度も休みながら登った。


上のトンネルを出た所

足の悪い人はこの籠に乗って上下する(高いよ!) 

入り口では「かご、かご」と我々を見て うるさいほど すり寄って来たが、土産物売りと同じように無視して登りだしたが、中には弱音をはいてるご主人がいたりして、奥さんに励まされながら全員無事登頂できました。


畳彩山から見た「トン族の鼓楼」

畳彩山から見たトン族の村 

トン族の村には、村の入り口に上の写真のような「鼓楼」というものが建ってるのですぐ分かるそうです。


桂林で一番高い畳彩山からの市内遠望

ガイドのクツ氏の「笑かす説明」を聞くメンバー

今夜オプションでいくナイトクルーズの湖が眼下に見える。ケイコ(桂湖)、ヨウコ(榕湖)、あきこーちかこーよしこ・・・何てガイドの屈しは山の上でも元気に皆を笑わすが、

本当は「桂湖」「榕湖」「杉湖」「木龍湖」の両江四湖を水路で連結して遊覧船を走らせている、桂林有数の観光スポットのひとつらしい、上からみてもその美しさが見て取れ今夜が楽しみになって来る。


畳彩山から見た「木龍湖・七重楼閣」

バスから下りたら土産売りが飛んで来る 

観光都市・桂林は近くに素晴しい名所が沢山あり実に観光客にやさしい観光地です。(今日は階段をたくさん登りましたが、バス移動8時間!なんて言う、苦行がないのがありがたい!)


入場券(七星公園)

公園の入場料(冗談のように高い) 

公園は「動物園」と「ガラーンとした普通の公園」が境目が分からない状態であり、どちらへも行ったら60元がいる。動物園といっても「ジャイアントパンダ」と「レッサーパンダ」が目玉で、公園の芝生にはゾウやキリンの張りボテが置いてあり、他にはツルが一羽とフラミンゴが一羽と水鳥が何羽か? 

そして触れるコーナーではウサギが何羽かいるだけの実におおらかな動物園でした。 でもパンダを初めて見たシゲ爺は嬉しくなって写真を撮りまくり、例によって一番最後になってしまい、皆さんが何処に行ったか分からなくなる有様でした。

でも大丈夫!ガラーンとした動物園は、あの名物ガイドの大きな声をかき消す程の喧噪はなく「ハ〜イ こっちですよ〜!」の声をたよりに迷うことはありませんでした(笑)


ヒョッしたらこのポーズは中に人間が?

本物らしきパンダです。

ジャイアントパンダ3頭とレッサーパンダ5〜6頭がほぼ全ての動物と言う動物園! 日本では考えられない施設だが広さでは日本の動物園など逆立ちしても真似のできない がら〜〜んとしたおおらかな動物園です。


レッサーパンダ

芦笛岩(鍾乳洞)入場券 

ここは文句なしに素晴しい! 桂林に行ったら是非とも行ってほしい所です。 ここも ご多分にもれず物売りがまとわりつくのはガマンしてね!


芦笛岩入り口

日本のおみくじみたいな感じで結んでいるのだろうか?


鍾乳洞への道

このケバい照明が中国らしい! 



これは覚えてる「シャンデリア」だ!

これは面白い!と思ったことは、カメラのシャッターを切ってあげたときのこと、日本人は水晶玉のような形の照明器具をさけて撮りたがるのに対して、

中国人はその照明器具もオブジェとして入れて欲しいと言ったことです。 そう考えるとこのケバい照明の意味が良く分かる。 中国人にとってこの照明はgoodなんや!



左がムカデで右が鏡! 

いっぱいガイドの屈(くつ)さんの説明を聞いたが、みんな忘れちゃった(笑)

 

鍾乳洞の最後は地味なやつで!

象鼻山入り口

「桂林は産業がない」と、ガイドの屈氏はおっしゃるが、素晴しい自然美をちゃんと用意してくれてるから、桂林の町は幸せな町だと思う。

市内至る所に奇岩、奇石があり人口の何倍もの旅行者が我々のように小銭を持って集ってくるのだから(笑)


桂林のシンボル象鼻山

金と銀に輝く日月双塔 

「象鼻山」だれかが「象というより馬が水を飲んでるように見える」と言ってましたが、そう見えないこともない。ここも昨日は増水のために立ち入り禁止だったそうで、水が運んだ泥水やゴミが遊歩道に残っていた。

旅も「ついてる人はついてるし、ついてない人はどこまでもついてない」ようだ。我々グループは、晴れ女さんとシゲ爺のおかげでついてるグループになってラッキー!

 


ここは4つの湖を運河でつないでいるので増水のために「クルージング中止」と言うことがないようです。市内の一等地にこんな素晴しい景勝地があるのも桂林の魅力だ。



鵜飼の鵜はデッカい魚を獲って来る 

見せ場はこんな形でもある、右上の写真は鵜飼だが、ギャラをもらって鵜飼を見せているそうで、獲った魚は鵜師の物になるそうだ。鵜の構成は4羽で編成され一羽はメスのボス、この鵜はイカダの上で待ってるだけで何もしない!

ほかの3羽が次々大きな(30センチはあろうか)魚を捕って上がって来てはそのボスに食べてもらおうと吐き出すのを、横から人間が失敬するする寸法らしい。

日本のように鵜の首にヒモは結んでないので、この時中央に写ってるボスの鵜が逃げたので、すかさず鵜師が竿先のカギで引っ掛けてつれもどした。まるで人間と一緒で笑えないショーに拍手喝采だったが、内心ドキッとした男性諸氏は多かったのではないかと思う。

鵜師はその魚を売っても稼ぐので中々良い稼ぎになるそうで、特に今日は次々と魚を獲っていたので今夜は祝杯もんだ(笑)

 

若いカップルがいく組も両岸で愛を語らっていた

ナイトクルーズも終わりに近づきました

何とケバい照明なんだろう これは写真にならないと、相棒の高見さんと話したもんだが、高見さんは本格的な写真を撮るために来てるので、たしかにそうだろうとおもうが、

シゲ爺はブログの写真を撮るために来てるので、いまこうして整理をしながら見てると「これはこれで珍しく中国らしくて良いな」なんて独り言を言いながら旅を思い返している。


遊覧船の最終地点「木龍湖・七重楼閣」

舟では二胡の演奏が

アッと言う間の2日間の旅でした、明日は早起きして日本に帰る。中国はまだ3回目だが昨年よりも又一段とサービスが良くなり、サービス業の皆さんは笑顔が身に着いた感じで、

中国嫌いを自認してボイコットまではしないが、なるべくメイドインチャイナを避けているシゲ爺も、悪口の矛先が鈍るのが少し寂しい感じです。

特に今回は3連泊とあってホテルでのサービスが目に付き、日本人の経営と言う事もあり、従業員は日本式の笑顔と日本語がほとんど誰にでも通じると言うこともあり、緊張感の少ないリラックスした旅になった。

ホテルのことを少し追加すると「幸運酒店」はコンドミニアム方式になってるが、周りは一般のマンションで沢山の一般市民が住んでいる(金持ちだと思うが)部屋は2ベットルーム(4つのベッドがあった)使ってない部屋が2つあり、

キッチンは冷蔵庫とIHヒーターが付いていて、ちょっとした自炊なら出来そうだし、広いフロアーにデッカいテレビがあり、ベッドルームにも大型テレビがあった(ほとんど見なかったが日本のNHKが見える)

今までオベロイもシエラトンもツアーで泊まった事はあるが、こんな豪華な部屋は初めてだった。ちなみにここを家賃で1ヶ月借りると3万円弱だそうだ!

 
●4日目 5月16日(日)  桂林 ー 新宮

木犀の街・桂林 日本はキンモクセイが多いが、ここ桂林はギンモクセイが多いそうだ。それも暖かいので年に二度も花が咲くそうで「花の頃またいらっしゃい!」と言われた。

街路樹には木犀の木がたくさん植わっていて、その花が咲いた時は さぞかし道路は元より辺り一面、香しい香りが立ちこめる事だろうと想像するのはたやすい!

中国のサービスが格段に良くなった と書きましたが、車の運転は相変わらずで、車最優先でその次がバイク、そして歩行者は自己責任で道路を好き勝手に今でも横断する感じです。

例えば車同士突っ込み合いをした場合、最後までガマンして譲らなかった方の勝ちで、その人が先に右折や左折の権利が生まれる(笑)(信号が少ないのも その原因の一端かと思う)

皆さん中国に行ったら電動バイクには注意してください。電動バイクは免許証がいらないので、自転車感覚でむっちゃな運転をする人がありますから。「郷に入らずんば郷に従え」と言われるように旅行者も自己責任で道を歩き、お土産の買い物をして下さい。(偽物を買わされたとしてもそれも旅の楽しさの一ページなのですから)

今回の旅はこれといったトラブルも無く終わりです。面白くもない!と思っている人もおられるかと思うが、これが本来の旅でありまして、いつもいつもシゲ爺がヘマばかりしてるのではありませんよ(笑)

旅の仲間の皆さんとやっと仲良くなれかけたのに もうお別れです!こんな短いツアーでは特に「一期一会」の寂しさを感じずにおれません。それでも関空ではモタモタしてるシゲ爺をわざわざ待っていてくれ、握手して分かれたご夫婦が何組かいて、高見さんを除いて一緒に旅をする機会はないだろうが、コンピューターを通じて繋がっていけたら幸いです。

中国の時刻表はええかげんで飛行機など5時間10時間遅れるのは常識であるらしいが、帰りの桂林から広州までの便では乗客全員が揃ったので30分も早く離陸してしまったのは、考えられない大陸的おおらかさなのだろうか?

最後に旅を期待以上に楽しませててくれた「クラブツーリズム」の関係者と旅の間おもろい案内をしてくれたガイドの屈さん、そして何よりも旅を盛り上げてくれたツアー仲間の皆さんに感謝します。

 
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