ヨロヨロ旅行記 世界一の棚田の旅(中国 昆明編) 2008年3月4日(火)〜3月11日(火)


●5日目  石林→建水→元陽

昨日我々一行がむっちゃくちゃ値切った土産物屋のお姉ちゃんに見送られ(私などは大阪のおばちゃんの 後をついて行って値切ってもらった)小雨のなか8時ホテルを出発!

これまで中国の便所をみてビビった 私は今まで幸い?便秘だったが、 昨夜はありがたいことにホテルでトイレ(ドアーがある)に行きたくなった。しかし下痢でおまけに初めて 血便が出て、食べ物のこともあるし、最近の体調の悪さを考えると「これはひょっとしたら?」とビビっ てしまったが、その後何ともないので、無かったことにしょうと思っていた。

しかし、帰国後、私をよく知る同年代の人から 「君は危ないので1年に一度は胃カメラを呑んだ方が良いよ!」と言われた。そうしたほうが良いと思ってい る。

真っ赤な大地を走る事4時間半、建水に着いたいたる所工事でバスはすっかり赤いドロで染まって しまった。広大な中国の大地は走れど走れど何処も耕されていて、遊んだ土地など何処にも見当たらなく 、隙間のような土地でも畑になっているのには驚きだ!


出発前のナンバープレート(フロント部分)

5日目の泥で汚れたナンバープレート(後ろ側)

相変わらずどんなに遅いトラックでも道を譲るなんて事はなく、追い越す方がけたたましくクラックショ ンを鳴らし、芸術のように追い越す!道ばたには故障車とパンク車と事故車が展示車みたいに止まって いるし、中央のセンターラインを歩いている人が珍しくない。高速道路でも平気で横断しているのでビッ クリする。何度も書くが「何でもあり〜の」国なのだ!

‥中国トイレ事情‥

低いがドアーがついているタイプ

途中ガソリンスタンドでトイレ休憩、ブロックを 4段ほど積んだだけのスリリングなものだ、真中が30センチほどの溝になっていて、固形物が無い所を 見ると、時々水で流すように成っているのかな?ドアーはあるところも無いところもあり、こちらの人は 話をしながら用をたすらしい。


ドアーなし便器タイプ

田舎はどこでもこのハードなタイプ

高級レストランの2人並んで?仲良くタイプ

ドアーなし溝タイプ

昆明は海抜が1900メートルで高い所にあり建水はベトナム国境まで200キロしかなく、道もどんどん 下って行くので、それにつれ気温はだんだん暖かくなり、ついに20度を超えて、バスも初めてエアコンを冷房に 切り替えた。 狭い国道(もちろん有料)は、ベトナムを行き来する、物資を満載したトラックが多く、抜いても抜いても 前には遅いトラックが立ちはだかる。


郊外の道路工事の様子

途中工場のある大きな町を通過したとき、工事をしていたから大変です、工事は勿論人海戦術でのんびり した上に、ドライバーはそれぞれみんな我れ先に突っ込み合いをして、お互いに身動きが取れなくなり、 クラックションを鳴らすから耳はおかしくなるし、工場から吐き出される真っ黒な煙に鼻まで おかしくなってしまった。

なんであんなんだろうと、今も分からない。

「多くても10台ほどの車を先に 通してしまえば、後は混む事無く悠々と走れるのに」と中国人のガイドに言ったところ「私は日本に2年 ほど行っていたので、その提案はよくわかります」と言った後に「中国人はそれを決して理解できない」 と言うから、仕方なくその騒音とばい煙を我慢するしかなかった。

‥明代の城門「朝陽楼」‥

焼き物で有名な建水の町はブーゲンビリアの花が咲き、気温も26度と夏の暑さだった。

明代の城門「朝陽楼」はかすかに残る古い時代の建物でその周りも古い町並みが少し残っていた。広場では楽しげに、 イ族の若者が踊り、お年寄りが沢山トランプカード(麻雀ではなかった)をしていた。


ィ族の踊り(朝陽楼前広場)

古く見せかけた土産物屋

楽しげに踊るィ族の若者

朝陽楼
‥中国第3の規模の孔子廟‥

孔子廟

中国第3の規模の孔子廟と名家「朱氏」の邸宅を見学、「朱家」は錫(すず)を一族で一手に商い莫大な財を作り上げたが 、文化大革命で財産全てを没収され、田舎に追放されたそうだ。


孔子廟入口

ジャンボ線香

朱家見取り図

どこも権力者は汚いものなのか?今は 政府の持ち物で一部はホテルとして営業しているそうだが、迷路のようにややこしく広い建物はガイド でさえ迷うそうだ。

屋根の水が外に流れないような細工がしてあり、お金が一族でまわり外に出て行か ないように「四水帰堂」と名ずけられた場所があったが、やはり金持ちのお金に対する執念はオッソロ しいものなんだ、なんて貧乏人の私は変に関心してしまった。


四水帰堂

トビラにはどれもすごい彫刻が!

このお嬢さんも貸衣装

デジカメの写真を見せたら喜んでくれた

演劇を見る際の主人の座る場所

いよいよ目的の元陽棚田のあるホテルに向って走り出す(所要時間4時間30分)

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