ヨロヨロ旅行記 世界一の棚田の旅(中国 昆明編) 2008年3月4日(火)〜3月11日(火)


●3日目  羅平

ハチミツを売る店(偽物が多いそうだ)

6時モーニングコール。

6時30分真っ暗な中、バスは信号など無いがごとく走る。 町中が全体に暗く(街灯が少なくボヤ〜とした明るさだ)

自転車も、バイクもほとんどは 無灯火で走っている。

‥朝日の菜の花畑‥

小高い「金鶏峰」に登り、一面の菜の花畑に朝日が昇るのを待っているが 、太陽はかなり高くなってチラッと見えただけで、すぐ曇ってしまった。

昨年あたりから気候がおかしく 今年は早い時期に雪が降る異常気象に見舞われ、菜の花の種を蒔き直したらしく、先週来たツアーの人達は 緑の畑を見て帰ったそうです。でも我々はどうやら色ずいた黄色の絨毯を見ることが出来た。


小高い丘の連なる不思議な空間

金鶏峰より朝日を待つ

金鶏峰より朝日を待つメンバー

金鶏峰より見た菜の花畑

金鶏峰より朝日と菜の花

バスの窓より

羅平の菜の花畑
‥羅平で朝食‥

朝食のお粥は食べ放題

その後羅平の町に戻り朝食、洗面器一杯のおかゆ、うどん、ほうれん草の炒め物、ゆで卵など 山盛りの朝定食だ、ここもやはり悔しいがどれもうまい、いっぱい出たので沢山残った。

意地悪く見てたら、入り口にはいつの間にか「食べるに困った人」が座っていて、店主がちゃんと あげていて無駄になってなくて安心した。(次の日もこの店で食べたが、やはり終わった頃合い を見計らったように座っていたから、この店の専属なのだろう)

‥バスで移動‥

多依河のいかだ下りの所まで大きな峠を越えてのバス移動だが、とにかく中国は世界一有料道路 の多い国だそうだ。高速道路は勿論、一級国道はほとんど有料で、一日5〜6回は料金を払って いた。


途中の村(多分プイ族?)

何処までも続く菜の花畑

そして驚いたのは途中でバスが公安に止められて、公安官が乗り込んできたので、スピー ド違反でもしたのか?運転手は可愛そうに?と思ったら、何事もなかったように走り出した。

後で聞いてみたら、この国では警察官も公安官も好き勝手に車を止め、違反(バスなら定員オー バー、トラックなら積載オーバーなど)を探し出し、賄賂を要求するのが当たり前とのことだそうです。 彼らはまだ小遣い程度で可愛いが、政治家や役人のそれは、桁がちがうそうです。

そんな訳で我々 のバスは定員オーバーもなく、お小遣いにありつけなかった公安官はバスを蹴飛ばさんばかりに 降りて行き、バスは悪路の峠越えに入ったが、菜の花畑は山の頂上付近までず〜と続き、何時間 走っても黄色の畑が途切れる事が無く、30センチ程の岩の隙間にも菜の花畑が作られ、百姓が 貧しいためか?勤勉なのか?恐るべしチャイニーズ!


高度はドンドン上がっても菜の花畑は続く
‥「プイ族」の村を訪問‥

一階は物置になっていた

峠を下り「プイ族」の村を訪問。

一軒の農家の家の中まで見せてもらう(もちろんいくらかの謝礼 は払って)家族全員素晴らしい笑顔で迎えてくれ、その質素な生活の全部を見せてくれたのには 感謝している。

子どもたちも学校から帰っていて、実に人懐っこい笑顔で我々を楽しませてくれ たので、メンバーの一人が上等のチョコレートをみんなにあげたが、子ども達は苦かったのか? 毒だと思ったのか?全員吐き出してしまった。

あめ玉を持ってくれば良かったね、とバスの中で 話したが、あそこのあの子ども達は、金をねだるのでなし、ただ笑って歓迎してくれたのに、 あめ玉一つあげられなくて心残りではある。


かまどには大鍋が!

炊事場と水瓶

仏間か?

デジカメの写真を見て喜ぶ住人

子ども達は歓迎してくれた

若い親子

村の出入りは吊り橋を渡ってする
‥多依河のいかだ下り‥

多依河のいかだ下りは、そこら中にいっぱいある竹を使い、「あッそう!うまく考えたね!」と言う感じ。


筏下り

落ちたらカメラだけは助けての声も!
‥バザール見物‥

ロバの見張りをする少年

それより偶然出くわしたバザールに皆さん大感激。スケジュールにない”バザール見物”に添乗員の 株が上がったことは間違いない。


バザールにて(サトウキビを運ぶ少女)

干し肉屋さん

焼き魚を売る店

にわとりは生きたまま取引

水たばこを売るおばあさん

とうがらし屋さん

朝の気温は4度と寒く、雨模様の天気なのに昼間は19度と暑い 位だった。来た道をひたすら引き返し、羅平の「金太陽酒店」(ホテル)に連泊!

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