●8月28日(金) 三重県→名古屋→太平洋フェリー
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ヨロヨロホテル!
いったいどこに寝ろと言うのだ! 足の踏み場も無いほど、荷物であふれた「ヨロヨロホテル」の居間兼ベッドルーム?
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ヨロヨロ号の積み込み完了です
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12時30分 恒例の北海道「ヨロヨロ旅」に出発します
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名古屋にて!
名古屋をナメたらアカンガネ!12時30分 田舎を早めに出たつもりだったが、ナビを途中でセットすると、フェリーの乗船手続き締め切り時間に、どうしても間に合わない到着予定時間が出た! 仕方なく紀勢自動車道を伊勢の手前まで乗り(1350円)、名古屋港まで残り60キロ程なので余裕!なんて思いながら津を過ぎ四日市になって「これは計算違い」と気ずく、全然到着予定時間が縮まらないのだ。歌の文句ではないが「船は出て行く煙は残る」では笑い話にもならない。 今度は伊勢湾岸自動車道に乗って少しスピード違反をしたおかげでギリギリの15分前にフェリー乗り場に着いた。 シゲ爺が最後の車で手続きを済ますと、すぐに乗船が始まったが、乗用車はたったの9台しかなく、ネット予約をした方が安いので予約はしたが、時間に遅れたらキャンセル料が発生するので、あわてて走るのがいやなら、直接窓口に行けばこの時期はいつでも乗れる。(2日に一便しかないからその点は気をつけるよう)何ともあわただしい北海道への旅の始まりです 岸壁を見ながら早ばやと風呂に入り、旅の第一日目の船出をワクワクしながら待っている(^-^) 船長さんの挨拶のなかで、「仙台までは22時間の航海で途中波があるから少しは揺れるかも知れませんが、本船は最新の船だから何の心配もいりません」と言ってたが、「危ないかも知れません」なんて船長さんは間違っても言わないよな(笑) これからシゲ爺の一人旅を一緒にお楽しみ下さい!!
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●8月29日(土) 太平洋フェリー
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茨城沖を航行中!
波は無く、エンジン音は静かで、船体のビビりも少なく、速度は20ノットと少し遅いが、快適な船旅をしている。常に陸地が見える所を走っているので、新日本海フェリーと違い、携帯のアンテナは常に3本立っている(^-^) 新日本海フェリーはかなり沖合を真っ直ぐ北海道に向かって進むので携帯は入らないが、給湯室は広くコインランドリーまであり、何より安くて(5000円以上安い)直行で小樽か苫小牧に行くので早いのが良い。(スピードも世界最速のフェリーで40ノットで走っていたように思う?あまり正確ではないが) 話を太平洋フェリーに戻すと、本船「いしかり」は24ノットの速力が出るらしいが、燃料節約のために20ノットで航行してるらしい、涙が出る程の企業努力だ。 今回は野々山彰彦氏のピアノと女性エレクトトーン奏者が合計5回の演奏を聞かせてくれたし、映画はもちろんあるし、シゲ爺にとっては高いバイキングも楽しめるしで、ノンビリ クルージング気分で乗ってる人は2泊3日の船旅を大いに楽しめる事だろう。 広い船内 風呂もコンサートも外を眺めるソファーに座るにも、どこでもゆったりとしているので、この時期の旅は最高かも知れない。 しかし反面客が少ない分、B寝台は一部の部屋にみんなを閉じ込めた感ありで(掃除の手間を考えれば当然かも)開いたベッドがないほどで、シゲ爺以外は車なしの人ばかりなようだ。カーテンを閉め切り顔を出さない人が多かったので「怪しい人たち」としかいいようがない? 中で一人スリッパの音を異様にペタペタさせて歩くおっさんがいたり、昼も夜も大いびきをかいて寝てばかりいるおっさんが3人程いたりで、繊細なシゲ爺?は眠れない!そこで3回分の予定で買ったパンを一気に食べてしまった。 あ〜あ太るのに〜!
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姉妹船とのすれ違い!
帰りにには乗るかも知れない?同じ会社の船「きたかみ」とすれ違ったが、こんなことさえニースになるほど一人きりの船旅はヒマなんだわ(^-^) おかげで肩のコルような本が読めるけどね♪ いや待てよ!私はヒマではない至福の時を過ごしているのかも知れない! 嫁と子供たちと私の間には自由で平等な愛があることを実感させてくれているから、この時間はやはり至福の時と言えるだろう。 しかし嫁は今はあまり自由はなく、わがままな私に振り回され、姑の介護にしばられ、そうは思ってないかも知れないが、私の内心は嫁の自由な時間を尊重したいと旅に出てつくづく思う。
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仙台港にて!
仙台港にて、シゲ爺は全くの自由に酔いしれている(^-^) 我が家は家族各人の自由なルールが確立されているし、それでいて各人の愛を感じるのが嬉しい! シゲ爺はちょっと自由過ぎるかも知れないが、旅に出てより深い愛を感じている! 仙台港ではかなりの長い時間外に出る事が出来るので、食料などたくさん持ち込む必要は無い、行かなかったが近くに大きなスーパーがあった。
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●8月30日(日) 太平洋フェリー → 北海道
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仙台港を35分遅れで出航した、船長の説明では「苫小牧に定時に着けます?」とのことだったが、途中漁船団を交わしたりしていたので、15分ほど遅れての着岸になりそうだ。 海を見ながら朝風呂に入る、ヒゲをそりさっぱりして、広いソファーに座りコーヒーを飲んでると、ラウンジから生のピアノ演奏が聞こえて来る。お金は無いがそんなことを忘れさせてくれるプチ贅沢な時間を船は過ごさせてくれる。 今デッキから左側に、もやの中 美しい「駒ヶ岳」がうっすら見えている。 船の給湯機には「禁止ではありませんが、個室以外では、なるべくカップ麺は食べないで下さい」と言う張り紙がしてあった。みんなが集うテレビのある場所で堂々と食べてるけっこうな年のおっさんがいたが、きっとあの人は、あの張り紙を見逃したのだろう?船では匂いがあるので嫌われものの「カップメン」を、シゲ爺は皆さんのいる部屋が臭くならないように、デッキで食べた。昨日買ったゆで卵を入れた豪華版で実に美味い(^-^)v ちなみに「エースコックの醤油味」 さっきまで圏外だったが、携帯のアンテナが立ち、山並みは薄ぼんやりしてるが苫小牧が近づいたのが分かる!
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層雲峡にて!
北海道で米が採れるのを知ってる人は多いと思うが、今や日本一美味い米が作られているのを知ってる人は少ないのでは無いだろうか? かく言うシゲ爺も食べたことがなく、今回は米を少な目に持ってきたので、是非とも北海道の新米を食べたいと思っている(^-^) 北海道に来た時 行きと帰りには、何時も我々の結婚式の立ち会いをしてくれた、自転車旅行仲間?失礼 大先輩のお宅に顔を出すことにしている。 と言う訳で、ここから業務連絡「紀子、お父さんは昨年より元気そうに見えたよ!「やはりあの人は化け物だ」これは内緒の話し! 新十津川の先生のお宅でお茶をよばれ、慌ただしく走り出したシゲ爺は途中で止まる事無く走り続けた。そしてここ層雲峡まで走って休憩!明日はウトロに入り、午後の釣りに間に合うかな?(笑)
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浜小清水 道の駅 やっと慣れ親しんだ浜小清水の道の駅に着いた。 シゲ爺は層雲峡で寝るのか?と思った人は甘い!ご飯を一年ぶりに炊いたが、予想通り大失敗で、二度炊きして何とか食べられるように誤魔化したが、この腕前では食堂経営は無理なようだ! 旭川から層雲峡界わいの「ナナカマド」の街路樹は、真っ赤な実を付けているし、そこから見える大雪山は雪がかなり残っている。寒い筈で早速「ヨロヨロ号」の暖房を入れたが、寒がり過ぎかな? 北キツネもいっぱい見たが、黒っぽい色で、あまりカッコよくなかった!早く海がみたいばかりに、今日は午後から400キロ近く走ったことになる アホ爺ですね(笑)
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●8月31日(月) 浜小清水 → ウトロ
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太公望!
浜小清水の道の駅で目を覚まし、昨年お世話になった「フレトイ」さんに今年の挨拶をするために店が開く時間までビデオカメラを持って前の浜をウロウロする。 ブッコミ(シャケ釣り)をやってるのでしばらく見てたが、今年はまだ魚が寄らないそうだ。9時になっても鍵を持った店長が来ないので店員の兄ちゃんと二人でウダ話しをしながらまった。 そして事件ですヒマなので何気に荷物を整理してたら、圧力鍋の「シュッシュッ」と言う重りが無い!昨夜鍋を外で洗った時落としたようだ。これでは単なる鍋になってしまったが、鍋でも圧力鍋でも出来上がりは大した違いは無さそうなので、このまま普通の鍋として使う事にする。(旅の終わる頃車の隙間からヒョコリ出てきた) ウトロに着いたら、師匠はじめ3人の仲間が待っていてくれ、午後の釣りに大急ぎで間に合わせた。 やはり知床の海は素晴らしい!残念ながら釣れなかったので魚の写真は送れないが、師匠にマスの塩焼きを食べさせてもらった。塩加減が最適で、塩は効いているのに辛くない!この絶妙の塩加減が出来たら、二倍美味い魚を食べれるのだが、なかなか難しい! 北海道の人はシャケよりカラフトマスの方が好きだとみんなが言う。(昨年からオホーツクサーモンと改名、爆発的な人気になり、今年もスーパーで一匹七百円で売っていた。ちなみに一昨年は二百円だった) 写真は「オシンコシンの滝を上から見た所」
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●9月1日(火) ウトロ
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両目が開いた!
2時半起きの3時出発と聞き、あわてて寝る準備をしたが、世間では宵の口の7時半には、どの車もシーンとしている。シゲ爺も今夜だけはと睡眠薬を飲んだが、目覚まし時計を持ってくるのを忘れたので携帯をセットしてみたが、セットの仕方を間違えて仲間に起こされるまで知らなかった(>_<) 今日は良い型のオスとメス一匹づつ上げて、シゲ爺ニコニコであります 仲間の皆さんは何とか遠い所から来たシゲ爺に釣らせてやろうと、エサやら針やら替えてくれ、二匹では送れないだろうと、あちらこちらの仲間から10匹以上貰ってしまい、一人では持って帰れないので、貰ったうえに半分持ってもらう始末でして、帰ってからも雨の中で荷造りに必死こきました(笑) 寒いウトロではあるが、温かい仲間ばかりでシゲ爺幸せ!
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午後はお休み! 午後の釣りに名人2人が出かけた。 シゲ爺はまだ体調が早起き、自転車操業モードになってないし、午前中あれだけのマスを濡れて処理したし、雨はやまないし今日はもう、これ以上釣れたも困るので居残り組の仲間入りした。 爆昼寝をしてたら寒さで目が覚める、余りに寒いのでカセットコンロで暖房を始めた! 自転車旅行で夕べから泊まっている5人組も走る元気が無いのか、暖房の効いた道の駅の広いトイレの中でゴロゴロしている。
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募集します♪ マスは これから10日ばかり釣れると思います? シャケ缶でおなじみのカラフトマス(今はオホーツクサーモンと言うブランド名で売れている)ですが、秋味より美味い!と北海道の人は言います? 着払いでも良いから食べて見たいと言う人がいたら、シゲ爺の携帯にメール下さい!! 確約は出来ませんが、まだ少なくとも2〜3匹は釣らせてくれるでしょうから(笑)
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●9月2日(水) ウトロ
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男料理
昨年は10日で、たった四匹のマスを釣っただけだったが、2日で三匹のマスが釣れたから、まだましかな?何て自分をなだめている。 でも隣りで釣っている名人は毎日10匹以上釣っているから、やはり何か違うのだろう。仕掛けは全部その人に貰ったものを使っているし、タナも真似しているのに何故釣れない? 腕とエサが違うらしいが、名人は30年以上のキャリアがあるので、腕は無理だがせめてエサだけは真似しようと、斜里までエビを買いに走り、作り方を教えてもらい(ほぼ全部作って貰った)明日こそはと密かに燃えているシゲ爺です(笑) 夜はマスが山盛り入った、鍋パーティーをご相伴あずかる。釣りの奥深さを思い知る話しばかりで、一人では出来ない釣りの面白さに更にのめり込んでしまいそうだ。でもこの時期 外でのパーティーは内地人には寒くて「ゆるくないっしょ!」
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●9月3日(木) ウトロ
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暑い1日! 暑いと言っても釣りバトルが暑いのでなく、日差しが暑く、午後の服装も、朝の厚着のままジャンパーを脱いだだけで出かけたたら、暑いのなんの、それにほとんどみんなボーズの山! 今まで釣れないでスランプに陥っていた師匠が二匹ゲットしただけで、他の名人方はみんな撃沈でした。もちろん迷人シゲ爺も撃沈です。しかし仲間の皆さんと世界遺産の浜に座り釣り談義で至福の時を過ごした! 朝二匹ゲットしたので、昨年釣ったマス四匹をクリアして、5匹になった(泣) 自転車もようやくふらふらしないで乗れるようになったが、尻コブタが痛いのと腰が痛いのと、足が棒になってしまったのが、まだ回復しない。こちらは一週間もすれば体が慣れてくるかと思って、老体?に鞭打って毎日3時前に起きでいる。 毎日楽しんで早起き出来るのは、仲間がいるからだろう、一人なら多分重役出勤で、まだ一匹も釣って無いだろう
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●9月4日(金) ウトロ
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良い日!
本日は仲間全員坊主なし、シゲ爺めも五本と今までの最高をマーク! 着払いで愛知県に送り、やっと一軒クリア!マスは魚が小さいし買っても一匹七百円ほどと安いので着払いで、送るのは気の毒だが、料理が得意な人らしいし、マスは内地では珍しいので! マ!いいか! 札幌から来ているM氏にイクラを食べさせてもらったが美味い!作り方は酒のアルコール分をとばし、醤油とあわせただけらしいが、男料理にしては上手すぎる。 彼にはコーヒーを何回も飲ませてもらったが、本格的で実に美味いコーヒーだった 夜「番屋の宿」の風呂に行って、そこに泊まっている釣り仲間にビールとメロンをご馳走になる。ウトロはどこに行っても仲間ばかりで、ほんまに愉快な所だ! ビールを飲んで帰ったら8時を回ってしまった、こんなに夜更かししたら不良になってしまいそうなので、本日も楽しませて頂き嫁に感謝! 写真は釣ったマスを焼いている(^-^)昼に食べたがシゲ爺の塩加減にウットリ!
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●9月5日(土) ウトロ
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真っ黒! 圧力鍋の圧力弁が無くなれば、ただの鍋と言う。この前は大失敗のカチカチご飯だったので、今度は半時間ほど水に浸けて焚いた! 火に掛けて一年ぶりに会う美幌の人と話し込んでると「車から煙りが出ている」と言われ、ご飯を炊いているのを思い出し、飛んで行ったが後の祭り!車の中は焦げの臭いが充満!3食分のご飯が一食半になってしまった。 今朝は雨なので釣りに行くのは止めようと思ったが、そんな軟弱な事を言ってたら恥ずかしいのでカッパを着て仲間と一緒に一斉にチャリンコで出発! ほんの一時(15分位か?)バタバタと釣れる(よい場所を取ってる我々のグループのみ) 新人シゲ爺も二匹ゲットして、ピタリと食いが止まったので早めに村に(道の駅の駐車場の一角)帰り濡れた物を着替えたり、干したりしてのんびり村で過ごす! 久しぶりに昼寝をして、!午後はアキマヘン!やっと一匹釣ったたけだ!それも貧弱なメスなので、スジコだけとり、魚は切り刻んでゴメ(カモメ)の餌に!夜はまたしても宴会でした。
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●9月6日(日) ウトロ
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すべて日曜日! 出かけた時は天気は良く、しかし寒がりなシゲ爺はカッパを着て出かけた。朝から夕方まで鏡のようなべた凪で、日曜日にも関わらず、一時間もしないうちに、我々村人と、後三人程が美しい釣り場を貸切状態で釣る! でも皆さん早めに帰る筈だ、ベテランを含め全然釣れない!しかも雨が降ってきたので、カッパの持っていない皆さんは朝食と休憩しに帰ってしまった。 夕張から来ているベテランさんと2人残って粘ったおかげで、本日の貴重なメス一匹をシゲ爺がゲット! 村に(駐車場)戻ると、魚を家に置きに帰っていたケンさんが戻っていて、自家製のトマトや手作りの赤飯を全員にくれ、札幌のMさんからは焼き肉をもらい、今夜はなーんにもしなくて良く、ただ自前の割り箸だけ用意して、食べるだけo(^o^)o な な 良い人ばかりだろう!! 北海道の赤飯は、甘納豆が入っていて、甘党のシゲ爺はニコニコです ケンさん一人が復帰して、明日師匠はじめ三人が帰る!明日の釣りは四人で釣り放題だと、帰る人に言って笑っているが、みんな寂しいのだ、秋味が始まる頃 又フルメンバーで釣りが楽しめるだろう!! 来た人も差し入れをしてくれたが、しばらく帰る人も、要らないから食べてくれと、差し入れをしてくれた。シゲ爺はいつも笑って貰うばかり!
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●9月7日(月) ウトロ
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坊主だ!悪いか!
今日は半分以上の村人が魚を置きがてら、たまった用事をしに、家に帰る。 朝は今日帰る人達も釣り場に行き、土産用の生マスを釣って帰った。残るのは三人で、午後の釣り場は地元の名人を入れて四人で竿を出したが2人は坊主で、その内の一人は勿論シゲ爺です(泣) 見かねて中村さんが仕掛けを作り直してくれたが、午後はどこにも魚影がみえない!魚がなければ釣れるはずはなく、皆さんと一緒にシゲ爺も坊主で上がった。グヤジイー! 今日はメンバーの紹介をしますが、本人の了解を取って無いのでイニシャルにします。 まず一番長老のKさん、何十年も釣り続け、みんなの先生みたいな存在で、シゲ爺も貰ったが、Kさんの作ったウキを持ってることが、すなわちここの村人になれた証しであると言っても過言ではない、皆さんはウキを含め、自分の仕掛けは手作りだが、自分の作ったウキよりKさんのウキを使っていることが多い!Kさんは余り魚を持って帰ることは無く、ほとんど誰かにプレゼントしている。そして一人はなれた場所から静かに海を見ていて、美しい魚が泳いできたら「その魚を釣りに竿を出し、その魚を見事に釣る」家に帰る少し前から頼まれた人の分、何匹と決めて釣るのだからから、本当の名人だと思いませんか? それにKさんの作る塩ジャケや塩マスは、岩塩を贅沢に使ったピッカピカでウットリするほどの芸術品です!! 一度食べてみたい逸品だが、切って一切れたべさせて!何て言えないしね(笑)
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●9月8日(火) ウトロ
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1日中オフ! 夜半から風がドカン、ドスンと車が揺れる程の強風と雨で、3時半に起きたが、誰も起きてこないので二度寝で8時まで熟睡!さすがに腰が痛くなり雨の中ゴソゴソ車内を片付けたり、釣りの仕掛けを作ったり、三度目の正直で、完璧なご飯の炊き方をマスターしたりの午前中だった。 ご飯の炊き方は本来企業秘密だが、これから家を追い出されたり、シゲ爺のように路上生活を余儀なくされた自由人の皆さんに伝授するが、今までのシゲ爺は、鍋に鼻を近づけて臭いを嗅いでいて 少しコゲの臭いがしてきたら、火を止めると言う野蛮な方法を取っていたが、その方法だと100パーセント焦げてしまう(笑) そこで鍋から泡が出たら少しガマンして、ガマンが出来なくなったら、火を消えない程度の弱火で15分ほど炊き、そこで男らしく一気に火を止め、しばらくカンズメのフタを開けたり、ふりかけを用意するなどしてご飯を蒸らしたら、完璧なフカフカご飯の出来上がりです (あくまで私の鍋でのやりかたでして必ず上手くいくとの確約は出来ません) 今日は昨日帰った、夕張から来ているSさんの紹介です。 昨年までは誰もが認めるナンバーワンの釣り師だった、今年は体力の衰えはいかんともしがたくNo.2になった感があるが、それでも一度に100匹以上を車の中にストックし、現地でイクラを何十キロも作る、釣りから帰ってその作業を黙々とやる72才のSさんに、皆さん「SさんSさん」と親しめを込めて呼んでいる! 昨日、大型のクーラー四個が魚で一杯になったので、家に置きに帰ったが、又一週間もすれば、戻って来て、大きな体で特徴のある大きな笑い声が響くだろう!!
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●9月9日(水) ウトロ
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過去最高の! 午前の釣りで過去最高の7匹を釣った!午後は二匹だから、足したら9匹で、まぐれにしても嬉しい!頭と尻尾を取っているのに、シゲ爺のクーラーは一杯だ! 夕方から雨が降って来たので、送るのは明日にする。それの方が塩がしみて良いだろう! 今日の村人紹介は小清水のNさんです。 年齢はシゲ爺より2こ下かな?とにかく面倒見が良くて、私の釣りの仕掛けはほとんどNさんに貰った物です。腕はライバルのSさんを抜き今年は堂々のNo.1で、マスはもう二百本ははるかに超えて釣ったそうだが、家の冷凍庫には一本しか入って無いそうで、全部近所や知り合いに上げるそうだ。 今日も午前中11匹釣ったから、車のクーラーに入らないので、知り合いに電話で「要るなら取りに来なさいよ!」何て言ってたが、海から上がったらご夫婦が待っていて、全部貰って帰った。 私も送るには少し少ない時など何度か貰った。(欲しいと言えばいつでもくれる)一番よく貰うのはやはり師匠だがね! 釣り場の清掃は勿論率先してやるし、ちゃんとホウキを持っていて、道の駅の駐車場もキレイに掃除しているので、我々の村周辺は吸い殻一つ落ちていない! メンバーの中では一番近くから来ている人で中心的な人である、車で45分程の所なのに、車で寝起きしているのだから、やはり変わり者には違いない?
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●9月10日(木) ウトロ
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せんべいパリパリ! 目覚ましが鳴らず、用意の出来た仲間に起こされ、大慌てで用意をして、雨の中出かけた?エ 何処にかて!釣りにですよ! 海が荒れた8日以外毎日3時前には起き二キロ離れた釣り場に全員自転車に竿を立てて、まるで選挙運動よろしく熊除けの鈴を鳴らしながら、並んで走っている(^-^) 今日は波が高く、釣りにならないか?と思いながら投げる!高波にすぐウキが押し戻されるが辛抱して投げ続けていると、ほんの一瞬入れ食いになり、たちまち6匹をゲット! あろうことかシゲ爺が釣り頭でした まぐれに決まっているが、今朝から新しいエサ(ボイルエビ)に変えたのが幸を奏したのかも知れない? 風が向かい風になったので、早々に引き上げたが、この風は明日も続くから釣りにならないと、見切りをつけ魚を置きに全員家に帰ってしまい、残されたのはシゲ爺一人、釣りに行く気にもならず、雨の止みまにビデオカメラを持ってウトロの名所「オロンコ岩」の急階段に挑戦、ウトロの美しい海と山、街並みを見下ろす絶景を堪能!ゴジラ岩も初めてゆっくり見る。 こんな時しか観光するチャンスがないので、良い機会だったが、明日もこんな天気だったら車にカンズメで、さてシゲ爺ドウスル! 今日の村人紹介は今日家に帰った、網走のTさん。 年は72才元気印しの長老の一人、百姓をしているのだそうで、トマトやジャガイモその他野菜を沢山持ってきます。 昨年は余り話しはしなかったが、今年はバンバンあほ話しで盛り上がっている!昔のシャケの多さや昔のシャケの取り方や百姓の厳しい生活などなどなど、スケベ〜な話しもTさんにかかるとイヤラシくないからほんまにかわいいおじいちゃんです。 内地とは違う生活環境に喜んだりコロコンダリしながら毎日楽しく聞いてます(^-^) 今はホテルの中でせんべいパリパリ食べながらインスタントコーヒーを楽しんでいる(^-^)
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●9月11日(金) ウトロ
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荒天!
海が荒れ、道の駅でぼんやり人間を観察していると、常識とは何なんだろうと考えてしまう!人間が生きるのにコレだ!と言う答えはないだろうが、疑問は山ほどある気がする。 その内の一つが常識でして、道の駅では毎日各県のナンバーの車が止まっている、それらの車が立ち去った後、ぽつんと飲料水の缶が置き去りにされている事があり、忘れた訳では無いだろと思うが、何故かその缶が寂しそうな顔をしていると感じるのはシゲ爺が年を取ったせいだろうか? 北海道の道の駅では自動販売機はあっても、ゴミ箱は勿論、自動販売機で売ったその缶の捨て場さえ無い「ゴミはお持ち帰り下さい」と張り紙がしていたり、「缶一個でも有料で引き取ります」と言う張り紙まであった! どちらが悪いか?と言ったら、最初は家庭ゴミなど持ち込んだ人間が悪いのだろうが、それなら無くしてしまえ式の行政の常識外れも如何なものか? だってゴミの出ない生活なんて家でも旅行中でも有り得ないのだから! 写真はウトロの名所?ゴジラ岩(無理やり見ると見えないこともないか?)
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入れ食い!
一応4時に起きてみたが、波の音が駐車場まで聞こえる!釣りは諦めてゴソゴソしてたら、仲間が増え四人になったので、こうしてたって始まらないので、ダメもとで行ってみようと言うことで、行って驚いた! 波の中は一面マスだらけで、どこに投げても魚の中!一年一度あるか無いか?と言う日に遭遇したようだ おまけに以前から「誰が今シーズンシャケを一番に釣るか?」と 話題だったが上手な人はみんな帰ってしまい、ベテラン勢では中村さん一人だけ、その中村さんを抑えてシゲ爺が初秋味を釣ってしまったから(真ん中辺りの縞模様のやつが今年、幌別一番最初のメスの秋味)中村さんの悔しがること! 本日の釣果は秋味1を含め17本!勿論初めての経験で、全員そうだが興奮してしまった。 本日紹介の仲間はシゲ爺の師匠で、赤平から来ているSさん。 マス釣りは七月から入り一回で10日程滞在し、釣りまくるがほとんどの魚は欲しい人にあげて、帰る日に4〜5匹生で持って帰るだけ、(今年は筋子を欲しいと頼まれていたのでかなりの筋子をとっていた)と言う本当の釣りバカさんです(笑) ほんまにええ人です。この人に出会わなかったら私はここまで北海道の釣りにハマらなかったかも? 写真は本日の釣果!短時間だったが腕が痛いぼど釣りまくった! 普通リリースするオスの大ブナも「見た事がないので送って欲しい」という知り合いが居て持って帰る。
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●9月12日(土) ウトロ
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釣り三昧! 朝から釣れ過ぎたみたいなので、セーブして釣る。 コンプを拾ったり寝ころんだりしてたら、「大阪(名前でない時はそう呼ばれている)は腕を上げたからエライ余裕やな!」と冷やかされてしまったが、今の時期のオホーツクサーモンは(以前は樺太マス)でっかく頭と尻尾を落としても担いで2キロの道のりを自転車をこいで帰るのはキツく、リュックに入れて持って帰るのは10匹が限度で腰を痛めたら何にもならないので釣り過ぎないように要注意だ。 シャケは何故か誰にも釣れない! 午後帰ってきたTさんが奥さん手作りのサンマの甘露煮、いなり寿司、かぼちゃの煮物、酢の物など村人全員に山盛りもらう。二日間はシゲ爺も調理から解放されそうなので奥さん様々です。
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●9月13日(日) ウトロ → ヤンベツ
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ひとっ風呂! 今朝の釣りは雨の中だったが、楽しめた! 遠投で釣り上げた二匹はでっかくて美しいもので、最後のマス釣りにふさわしくラッキーな朝になった。 そして今日は2人を残し6人が帰って行った。私も昨年と同じメンバーでヤンベツでの釣りを約束していたので、小清水の「小清水ふれあいセンター」で待ち合わせて、一年ぶりの仲間と一緒に風呂に入りヤンベツでの釣り談義に花を咲かせたが、一応現場を見ておこうと、出かけたら何とバンバン釣れてるではないか! もう夕方だが、見てるだけではおさまらず、急遽道具を取りに帰って、竿を出した。残念ながら初ヒットの秋味はバラシてしまったが、本格的な秋味の引きを体感した!やはりマスとはひと味違う引きに腕がなる。 よ〜し明日から気を入れてやってみようか!!
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●9月14日(月) ヤンベツ
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ヤンベツにて!
一年振りにヤンベツの戦場に戻って来た!やはりものすごい人で、お立ちだいと呼ばれている防波堤上は、釣ってる人の後に釣り人が立ち、釣って取り込む際場所が空くのを待っている。開いたらすかさず斜めになって入るのだ(真っ直ぐ入る余裕は無くダークダックスの舞台みたいになって竿を振っている) 午前中オス二本メス一本、合計三本の秋味を上げたのみで、午後は遥かかなたの群れの方向に投げ続けてみたが、当然秋味の群れは無視するのみで、ほとんどの人は釣れてなかった。 それに今年から魚の内蔵を取り出して、たとえカモメに食べさせても「産業廃棄物処理法違反」で逮捕されることが多くなり、十万円以上の罰金で、もう何人も逮捕されてるそうで、密漁者はいっぱいいるらしいが、一般の人のほかす魚の死骸や内臓が激減し、あのイヤな臭いはかなり無くなったが、シゲ爺みたいな地方発送する者にとっては、困ってしまう! だいたいあんな大きな魚を二匹も内臓付きで送られて来たら、その人は迷惑だわな! 同じような仲間の誰に聞いても「欲しい人にしか送らない、迷惑だ!」と言われたこともあるそうで、やっと、シゲ爺も気がついた!送った人からの反応が今までほとんど無かった原因が(;_;) 今年は勝手に送り付けないことにします(反省) 明日は又雨、北海道に来てから一日おきに雨が降る!写真はヤンベツのお立ち台と網走方面。
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●9月15日(火) ヤンベツ
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べた凪!
べた凪で、魚の数より人の数の方が多い感じで、幸運にもシゲ爺は二匹のオスをゲットしたが、一匹はブナっていて、仕方なく家に送った。 今年は腹が割けないので、車まで持って帰るのも重いし、送った先では到着しても腹が入ってるとサバくのが大変だろうが、浜でサバいていて逮捕され罰金十万円と、1ヶ月後に飛行機に乗って網走の海上保安庁に出頭するのは趣味にしては余りに割が合わない(笑)ので、もらってくれる人に予約を取っているが今のところ一人が喜んで貰ってくれるので、ピカピカのオスメス二本を釣るのが楽しみなのだ! 色んな人が集まるヤンベツだが、幸運なのは良い人に巡り会えることで、「秋味釣りがすき」と言うだけで、郵便配達の人でさえすぐ友達になれます。 今日もヤンベツのメス釣り名人と話す機会があり、シゲ爺の仕掛けを見て、ラインが太すぎるからと新品のPライン2.5号をくれたが、買えば3千円ほどするのにね!シゲ爺の顔が好いからナノだろうかな(笑) 早速巻きなおしたので明日は5メートルは遠くに飛ぶだろう! 写真は今朝のヤンベツ!一部の釣り人の竿の列です。凄いですよ〜♪糸がしょっちゅう絡みケンカ沙汰も時々あるからコワいですよ〜♪ でも我々グループは地元のグループと仲良しになったから、ほとんどそんな心配は無用です。
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