ヨロヨロ旅行記 世界一の棚田の旅(中国 昆明編) 2008年3月4日(火)〜3月11日(火)


●7日目  元陽→昆明→広州
‥中国のホテル‥

初日に泊まった昆明飯店はあちらの規格では4ツ星らしかったが、部屋は暖房がなく電気毛布で体だけ暖まるしかなく、 いくら暖かい土地だと言っても、部屋が薄ら寒いのは景気が悪く盛り上がらなかったが、その後は田舎町のホテルばかり で、部屋の状態や風呂事情は推して知るべし?満足なシャワーすら無かったと言うのが現実でした。

そして今夜のホテルは日本人が4千人も住んでいる(ホンダ・トヨタ・日産など沢山の日本企業が進出)大都会「広州の一流ホテル」 なのだから最後の夜はのんびり風呂に入って?とガイドに「バスタブはある?」と聞いたら「もちろんある筈です」と嬉 しい返事に皆さんの歓声にバスは包まれたものですが、さてホテルにはいったら・・・・・・(後でご報告します)


昼食を食べたレストラン

駐車場入口で民族衣装の美女が立っていた
‥食事のマナー‥

話は戻り「大阪のおばちゃんパワーのツアー客は大きな声で話しているのですぐ分かる」なんて昔はよく聞いたものです が、今大声で我が物顔で観光地をカッポしてるのは中国人と韓国人、台湾人などです。特に中国人の食事のマナーの悪さ にはびっくりです。うるさいのもですがそれより凄まじいのは、食べかすをテーブルの下にすべてポイッ!団体客や家族 連れの帰った後は、もう足の踏み場もないほどの食べかすの山で、油物が多い料理のせいで床はツルッツルで、従業員も ツルリと滑り食器を割るシーンに何度も出くわしました。そのペッペマナーは一流のレストランでも同じでした

オリンピックを控え「マナー向上」を宣伝する、中国発の映像を最近見かけるが「そんなもん関係ねー」と言わんばかり の自己主張ぶりは、日本人には到底理解出来ないが強い政府に対する庶民のせめての抵抗のように思えてならない

‥ある日の昼食のメニュー‥







サイダーのようなビール

‥中国のエネルギー‥

中国のエネルギー(ガス、石油、電気、石炭などなど)は99、9パーセント国営だそうで、美味しい所は国に押さえられ ているので、お金持ちに成るには、あほほど働くか?頭を使うか?搾取をするか?悪い事をするかしか無く、中国の悪口 を言う気は無いが、ものすごい政治力で国民を押さえ込んでいるようにもみえるし、政府の言うことなんか聞かないよ、 と言う凄まじい庶民の自由さとが混在した「分からない国」としか私には言いようがありません。


国営ガソリンスタンド

よく見かける発動機のトラック

宣伝カー

荷物を積みすぎて傾いたトラック

路線バス

レンガを満載したトラック

野菜を横に出し過ぎたトラック

2トントラックのエンジン(発動機)部分

事故をした乗用車

3輪トラック

走るトラックにつかまり遊ぶ子供達

マイカーに乗った家族
‥昆明への途中で‥

昆明への途中の農業地帯は、どこまでもまっ白な畑が続き、近づくとビニールハウスで地面が見えない程で、香港、東南アジア 向けの花を育ててるそうです。この一帯では花で儲けた億万長者がゴマンといるそうで、頭を使った賢い中国人の一例です。

その近くには強制的に連れてこられた「チベット人」の村があり、昔ながらの文化と風習をかたくなに守った生活をする 貧しい中国人(少数民族)がいて、その先にはコーヒー園が広がり中国人はコーヒーは飲まないそうだが「雲南名物のコーヒー」として 、外国に売られて、又新しい億万長者が生まれているそうです。

中国人とひとくくりに書いているが、漢民族とその他たくさんの少数民族との格差、沿岸部と内陸部との格差は歴然として あり、一つの中国としてではなく、恵まれた中国とそうでない「古い中国」の二つのちがう国があると考えた方が分かりや すい。

雲南省で一番良い物は「翡翠」で台湾あたりの金持ちが500万円600万円と持って買いあさるらしい。そして 悪い物は「麻薬」で毎年何トンもの押収した麻薬を燃やしていても、儲かるので隣の国との命がけの取引が絶える事が無い のも、この国のたくましい国民性なのだろう。

‥昆明で‥

昆明では 我々ツアーの女性陣のリクエストで「翡翠」の専門店に行ったが、私の手に負えるものではない。その次に行った「お茶」 の専門店も日本語を話す美女をそろえて、試飲をさせ買い頃のセットを並べてのセールスだったが、何人かの人が買っただ けだった。さすがに麻薬の専門店は行く事はなかった!

夕食は豪華な「キノコ鍋」で、松茸はじめ10種類のキノコが大山盛りで、その美味い事は私の表現力では表す事が出来ま せんので、どうぞ自分で行って確かめてください。キノコを食べたらその後にこれまた山盛りの野菜で、とてもじゃないけ ど食べきれる量ではありませんでした。そしてスイーツがうまい!甘い甘い餅米の蒸し物みたいで私は一人で3分1程食べ てしまった。

‥元陽のバザール‥

買い物客

ほうき屋さん

洋服屋さん

いもの揚げ物屋さん(おいしかった)

無農薬でない?野菜

野菜屋さん

買い物客

オレンジ屋さん

目方を計る女性

肉屋さん
‥道端の店‥

バナナを売る店

豆?屋さん

パイナップルの店

水牛を追う女性
‥夕食後国内線で広州へ‥

入国時一万円を元に両替したものの、水が30円50円の世界でビールも160円ほどでほとんど皆さんお金を使っていな い、私も勿論百元も使ってないでポケットには普通の店ではお釣りがなくて使えない百元札が5枚も残っている(1元16 円)このまま再両替は「しゃくだな?」と思っていたら、最高のタイミングでガイド氏が「日本の検査に合格した、安全な お土産がお世話で来ます」空港で渡すので荷物にならないと言うでは無いか。 ガイド氏の小遣いかせぎと分かっていても、みなさん持ち金全部使い切るように注文をしたのはごく当たり前の流れだ。 私も荷物の持つのは嫌だが海外旅行をして1万円の小遣いも使えなかったと言う方が嫌なのでうまく使い切り、 おまけに日本円2千円を出して「紹興酒」を買ってしまった。それが空港でとんだ騒ぎになるとは考えても見なかった。 空港でいざお土産を受け取り、その時私は気がついた。”液体はほんの少量の化粧品などを除いて全て没収!” リュック一つの私には全ての荷物が機内持ち込みなのだ、さあ困った!添乗員さんもバッグはいっぱいで入らないしと言うし 、よほどボミ箱にほって帰ろうと思ったが、同じ名字(字は違う)で仲良くなった「源さん」が無理矢理自分のバッグに詰め 込んでくれ、ようやく全員で荷物検査へ・・・・・

皆さんスイスイ通過したのに私の荷物だけ再検査、少し荷物を出してはX線検査を、また少し出して検査となってしまった。 とうとう最後は汚れたパンツを振り回すし、ティッシュも一枚ずつ調べる始末!「ヒョッとしたらどこかで麻薬でも入れられ たのかも知れない?」と想いだしてあせったが、それよりも2メートル先の手すりの向こうには仲間の視線がずらり並び「 パンツまで見せてもらった」と笑われる始末で、その方がずっと恥ずかしかった。 結局その若い検査官は原因を突き止めることが出来ず、画面を見ていたベテランの検査官がリュックのポケットに入っていた「使い捨てカイ ロ」を一発で見つけ、一件落着!分かっているなら、早よ「見習い検査官にヒントぐらい出したれよ!」と思ったが、そうやって少しづつ仕 事を覚えて行くのだろうが、俺の身にもなってみろと言いたい、パンツを見たのは大阪のおばちゃんやど!黙ってるはず無い やろ!おかげで飛行機の中では退屈させなかったけどね。

夜中の0時過ぎ返してもらった使い捨てカイロと共に4ツ星ホテル「新世紀酒店」に入る。最後はゆっくり風呂に入りたいね 、と同部屋の同じ名字の「源さん」と話したが、果たしてシャワーはチョロチョロと出るのみ!新しいホテルなのに「ガッカ リだようー!」と男2人で叫んだ!

‥8日目(最終日)広州→関空‥

明くる日7時10分ホテルを出発→関空には14時前に無事到着!

昨年は思いもしなかった海外旅行が出来てしまった。 行ってみると案外面白いもんだ、新しい友達も出来るし、何より日本の良さを感じられるのが良い!

沢山の少数民族のモデルになってくれた人々に感謝します。住所が書けない人ばかりで写真は送れませんが、 デジカメの画面で見て喜んでもらったことで良しとしますか?現地ガイドの「リーさん」ぺらぺらしゃべらないがナイスな ガイドぶりで良かったです。そして何と言ってもNo1はバスのドライバー「リョーさん」です、長い航海を共にしたが、 運転技術は当然としても(あの国では私にはサーカスに思えた)性格の良さもあちこちでみられ良いドライバーさんに当たった ことが今回の旅が楽しかったことの大きな要因であったと心より感謝します


ドライバーのリョーさんと空港でお別れ

最後に中国を悪い国のような表現があったかも知れないが、聞きかじりの情報と私が見た目で感じた事を書き綴っ ただけですのであしからず。

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