リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記 5回目の北海道-2(舞鶴〜北海道〜名古屋)


2008年8月27日〜10月18日
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2008年9月20日(土)

フェリ-
濤沸湖(とうふつこ)に沈む夕日

大荒れの海で!

風は収まったが、波が高く本来なら釣りをする状態ではないが、1ヶ月半の短い釣りが出来る期間、ヤンベツに集まった少し狂った集団は、真っ暗な内からルアーを投げ続ける!

その狂った集団の中には私は入っていない?ンな訳有るはず無いよな!三匹釣ったので、魚が痛む前に、友達に送る為と、これ以上沢山釣ると魚を担いで車まで歩くのが老体にはこたえるので、早い時間に上がって、師匠とのんびりしてたら、電話で「右の浜が入れ食い状態だからすぐ来い!」東京から来ている師匠の仲間からの情報で、昼飯抜きの釣りになってしまった。

2時すぎ益々波が高く満潮になり危ない状態だし、魚の姿が見えなくなり、お終いにしたが、釣った魚の腹とエラをとり、海で洗う段になって、大波の洗礼を受ける羽目になった。びしょ濡れで魚を洗い、発送して風呂に行って人心地ついたところです!

本日の釣果は六匹(♂♀三匹ずつ)小清水で一番熱い温泉に行ったが(46度だった)チョコレート色のスベスベになるとても良い温泉だ、三百円(町の援助があるらしい)と安いのが又ニクイ!

帰り道に濤沸湖(とうふつこ)に映った夕日に感動する余裕も出て、狂った釣り人から本来の極楽トンボのしげじいに戻れたことで、予想外の温泉効果に、得をした感じなのだ!

2008年9月21日(日)

フェリ-


オフしてます!

釣れるのも釣れるが、ヤンベツは連休で無くても人の群れで、釣りを楽しむ場所ではない、ほぼノルマも達成したので後はのんびり知床の釣りを楽しもうと、日の出漁港に来て見たが、まだ魚は寄ってないそうだ。

海岸を歩いて見ると、知床から流れ着いたコンブがあったので、拾って干している。ここの漁港も釣り人を締め出す為に漁港の入り口に網を入れ、シャケが港に入らないようにしたそうで、シャケの影も形もない!

おかしな話しで、網を入れても魚を捕る為で無く、港に魚が入らないようにする為らしく、網上げなど毎日しないそうだ?沖で捕れすぎ、昨年などずい分値段調整の為に、おきで魚を捨てたと言う?それなら捕るな!と言いたい!(小さな声で)写真は早朝の知床方面!

フェリ-


日の出漁港の日の入り!

今日は一度も竿を出すこと無く、昆布干し(雲り空で余り乾かなかった)をしながら、海を眺めて暮れた!

でも退屈をしているヒマはなく、次から次に海を見にくる人と、今年の秋味は遅いなぁ〜!と悲鳴みたいな話しをずい分していたのでね!

フェリ-
日の出漁港でフライを振る若者

フェリ-
静かなフンベの釣り人

2008年9月22日(月)

フェリ-
良型のメス(74センチ)

日の出にて!

昆布を干しながら、ルアーを投げていたら、仲間からはぐれたらしい?ピカピカで良型の♀をゲット!(74センチ)

見ていた人が早速着替えて来たが、その後の当たり、まったく無し!ルアーを引っ掛けて、切ってしまったので魚を送りに斜里の黒ネコまで走って、また元の静かな生活に戻った。

海を眺め、コンブをひっくり返し、お茶を沸かす!実に男らしく無い静かな時間だ!

2008年9月23日(火)

フェリ-
網走駅前

ヤンベツ便り!

祭日と言うことで、ゆっくり寝坊をして、五時頃行って見ると、予想よりは案外少な目で、普段とそんなに変わらない感じだった。

理由は釣れてないからだろう?風が強く寒い、へなちょこ釣り師のしげじいは一匹バラしただけで、後は投げて巻く!そんな空しい作業を1時間ほどやったが、リールの調子が悪く、嫌になって午前の釣りは終わりにして、網走の釣具屋さんまで走り、有り金叩いてリールと糸を買う!

郵便局の本局を探してとりあえず生活費と送料を工面!ついでに網走駅前でコインランドリーを見つけて、キレイ好き(ウソですよ〜!)なしげじいは洗濯中でおまんねぇやわ!

釣果なし!

重役出勤が災いして、本日釣果ゼロです!

午後網走でリールを買い、洗濯も済ませ、やる気満々でヤンベツに来たが、強烈な向かい風で、40グラムのルアーを思いっきり投げても、10メートルも飛ばない有り様で、その上雨まで降って来て、一人帰り二人帰りで、最後の一人になるまでやったが、釣れる筈もなく、後は密漁者達が残っているだけでした。

本来なら密漁者の引っ掛けには魚がいればドンドン掛かるものだが、今日ばかりは彼らのも全然掛かって来なかったから、鮭は近くには寄って無いのだろう?彼らは一晩中引っ掛けをやり、我々が出勤する4時頃に帰って行く!正に噂通り24時間フル稼働のヤンベツ河口です!

4時過ぎまで車の中で待機したが、風は益々力強くなり、これから仲間と2人、ホテルの開業地「浜小清水道の駅」に寂しく帰ります。

2008年9月24日(水)

寒いよ〜!

浜小清水道の駅でタムロする、釣り仲間も今日相次いで3組も帰ってしまった。残っているのは湘南ナンバーの二台と私の3台になり、急に気温が下がったうえに駐車場が歯抜けになり寒々しい!

彼らも後2〜3日で帰るらしいので、いよいよしげじいとしては、孤独を楽しむ術を身に付けなければならねーって!

本日の釣果は♂3♀3の6匹でした。一日中波と風が強く、魚を洗うのに一苦労でした!チャンチャン!

2008年9月25日(木)

ヤンベツ便り!

昼前、浮きルアー釣りの師匠が帰ってしまった。その後重役出勤でヤンベツ右岸に来たら、入れ食い状態で、持てないほど釣って何度も運んでいる人が何人もいた!

私も1時間もかからず運べる限度の五匹を釣ってしまい、昼飯だし帰ることにする。

フェリ-
ヤンベツに来た釣り人の車
(駐禁ではないが、大型トラックが通りづらいので
しょっちゅうパトカーが来てマイクでわめいている)

フェリ-
浜小清水の畑

贅沢な釣り?

午後の釣りは、掛かるな!掛かるな!と祈る釣りになった。釣れている場所からずーっと離れた所で、ルアー釣りの基本らしい利き腕での竿を持って、左手でハンドルを回す練習をした。回す手つきがぎこちなく、何度も何度もバラし続けても、今日はもう釣れないでくれ!と祈る気持ちで竿をふっていた。

止めようとしたら二匹釣れてしまい、それも♀の方はブナがかかっているので、親しい友達に無理やりもらってもらったが、明日から釣らない釣りに切り替えてやらないと?今月中に帰らなアカンことになりそうだ!

これから水温が下がり、本格的なでっかい群れが来るそうなのに?困ってしまう。着払いで良いならドンドン釣るやけどな〜ぁ!本日の釣果♂5匹♀2匹でーす!雨が降ってきました、8時半になりました、もう寝ます。又あした!

2008年9月26日(金)

フェリ-


新しい群れが!

午前中は釣れず、写真のように閑散としてたが、午後になって風が吹きだして、波が出ると同時に釣れだした。

ピカピカで良型の♀3匹に♂1匹で本日は終わりました。

フェリ-


帰った釣り仲間へ!

ブッコミの人達も暇そうです。でも浮きルアーは忙しい程釣れてます。それもピカピカの良型が!

早い時間に予定の魚が釣れてしまい、2時には納竿です!羨ましいでしょう。来年は手作りの仕掛けで挑戦するべく、何やらカンやら買いましたよ、師匠!

2008年9月27日(土)

フェリ-


ヤンベツ午前!

午前9時頃から強烈な風と波で釣りにならない!

5人ほどしつこいのか?アホなのかやってるがルアーは10メートル程しか飛ばず、川のように流れるから、リールを巻くのに忙し忙し!只今三人になりました。

ヤンベツ便り!

皆さーん!今日ヤンベツに来ようとしている皆さーん!来ても無駄ですよ〜!

午前中背びれに引っかかった二匹は、どちらも♀だったので、これでも釣ったに違いない!と言うことで持ち帰ったが、荒れる波で魚を洗う(魚が痛むので砂の中に埋めておく)のが大変です!砂を洗っているのか?巻き上げた波が砂を魚にこすりつけているのか分からないほどだ!

もちろん洗い主の私もその波の洗礼を受け、ずぶ濡れではないが、濡れたく無いのに濡れてしまう!おかげで鼻がぐずぐず言いだした。

50匹の予定だったが、ほぼクリアしたので、帰ろうかなぁ〜!なんて一人言を言ってたら、2人の女神が現れ、あと10匹の注文を受けたので、毎日ゆっくり釣ったら後10日ほど「ヨロヨロ釣りの旅」が出来そうです!

今日の昼、最後の釣り仲間が帰ってしまい、明日からは本来のヨロヨロ旅に戻ったのだが、道の駅で私だけ路上生活を続けるのが何だか、気が抜けてしまった。明日は釣れなかったらウトロ方面に移動しよう。

2008年9月28日(日)

寒い高い?

今朝の寒さは何なのだ?寒さに弱いしげじいは、すっかり弱気になり「もう帰ろう」とつぶやいている。その上四回連続で仕掛けを切られ、小さな♀を一匹釣ったがなんと高いお魚さんとなってしまった。

もうヤンベツは止めなさいと言う神の声だと思い、ヤンベツを後にウトロに向かいます。昨年ウトロで知り合ったサトウさんが、夕べビールを持って会いに来てくれ、今ウトロに居るからと電話をもらったので、明日からウトロ方面でのんびり餌釣りをします。

ンな訳でサーヤさん、ヤンベツみたいに爆釣は出来ないと思いますので、注文の品ーのんびり待って下さい?ひょっとして釣れなかったりして?

フェリ-


ウトロにて!

斜里からウトロまで10ヶ所ほどある釣り場は、どこもかしこも波が高く釣り人の姿はありませんでした。

ウトロの道の駅には、昨年幌別にいた人達がいて、幌別の駐車場が閉鎖になったので、道の駅に車を止め、ちゃんと自転車か原チャリを持って来て、それで幌別まで通っている。

それ程幌別は魅力的な釣り場だと言うことだろう!自転車を持ってない私は、仕方なく足を怪我した、餌釣りの師匠と岸壁で鮭をねらいますか?

今回も師匠に手作りの仕掛けをもらったので、一つは大事に持って帰って、真似して作らなくちゃあ!写真はウトロのシンボル「オロンコ岩」

フェリ-


羅臼岳は雪化粧!

ヤンベツは釣りでは無く、どちらかと言えば漁に近い?ウトロは釣り人が集う場所と言えるように思う。

昨年会った人々が、エサ釣りでクーラーいっぱいの釣果を誇っている。とてもじゃあないが私など入っていけるレベルでなく、車に戻って、シャケに塩をし、新聞紙を替え、イクラを作り、それはそれは見事な作品を作り上げ、クーラーいっぱいになったら家に置きに帰って、又釣り場にトンボ帰りするそうだ。

一年で今の時期しか出来ない遊びなので、歯医者に行くヒマも無いと、名人の一人のおっちゃんが、嬉しそうに話していた。

写真はウトロから見た羅臼岳、分からないが肉眼では白く雪が積もっている!寒い筈だ!

2008年9月29日(月)

フェリ-
大荒れのウトロの海

幌別にて!

五百メートル程歩いて、憧れの幌別に来ている!

魚はサッパリ釣れないが、景色も海も川もキレイで、やはり最高のポイントに違いない!シャクなのは、大事な昼飯用のパンを、カラスに食べられたことだ!アノヤロウ、ビニールの袋を食い破り、パンを見つけ出し、後には袋だけ残してやがった!

何で腹ぺこの俺が袋だけ持って帰らなアカンのや!

フェリ-
同じく大荒れの幌別

完敗!

写真は幌別から見たウトロの街、今日は初めて秋味のエサ釣りに挑戦!

皆さんが引き上げる時間に幌別川に行き、延々7時間粘って一匹掛かり〜の、足元でバラし〜の!で完敗のエサ釣りスタートでした。

砂浜のヤンベツと違い、石がゴロゴロの幌別は波の寄せる時にうまくタイミングを取って引き上げるのが難しく、隣りのベテランでさえ二本もバラしていたが、私と大きく違うのは、ちゃんと二匹をゲットしている点でして、微妙なタナの深さとエサの違い、あわせのタイミングもまだ私には分からず、とにかく悔しい!

隣り合わせでほぼ同じポイントに投げて、どうして私よりブサイクなおっさんの方に食いつくの?

フェリ-
波の高い荒れるウトロ方面

フェリ-
釣れない時は魚の死骸を片づけたりゴミを拾ったりして
熊が近づかないようにしている

2008年9月30日(火)

フェリ-


今日もデビューならず!

今日も釣りの話題は、湿っぽいものです。二匹バラして釣果はゼロだった。その代わりめったに釣れないカモメを釣りました!海の中ではなく、空に向かってものすごい引きでした。

エサ釣り初心者の私を何十年も幌別に通っている何人ものベテランの釣り人さんたちが師匠の口利きもあって、仕掛けをくれたり、釣り方から取り込み方まで教えくれるが、カモメを釣ったと言ったら「そんな外道の釣り方は教えなかったはずや」と笑ってました。

やはり幌別は、景色も人情も最高に良いところだが、熊がよく出没するので一人での釣りは出来ない。皆さん爆竹は必需品で、ベテランさんの中には、講習を受けて猛獣除けの強力な爆弾を持っている人もいて、その人の横で釣るようにしているが、その人はバンバン釣るので、情けなくなる。

明日は朝から行くので何匹かは釣れるだろう!そうでないと仕掛けをくれた人から、明日釣れなかったらもう教えることは無い!と言われてしまった。

2008年10月1日(水)

ちょっと嬉しい!

エサ釣りで初めて釣れました!午前中二匹午後一匹の三匹だが、やはりエサを食わした時の感触は最高!

秋味のあの引きはものすごいが、エサを食った時の当たりは繊細で、浮きが消し込むことは余りなく、横にちょっと動いたり、反対に浮きが浮かび上がったたり、何となくトロ-ンとした感じで、ガツンと合わすと、一転して凄い引きで、楽しいファイトが始まり、波に合わせて、岩の間をうまく引き上げるのが最初うまく行かなかったが、ベテランさんにタイミングの合図をしてもらって、どうやらコツがつかめ、大阪の迷人と言われていたが、ちょっとは返上したかな?

でも本物の名人は,並んで釣っているのに、次から次に釣り上げるのだから「どうなってるんや!」と独り言を言いたくなる。エサも仕掛けのタナもポイントもほぼ一緒なのに?

2008年10月2日(木)

フェリ-


台風並みの強風!

ものすごい荒れようで、車の中もグラグラ揺れている!

岸壁で2人釣ってる人の私は一人です!70センチの♂一匹ゲットして後は寒いばかりだ!

今の私のいでたちはと言うと、靴下二枚、パンツ一枚タイツにズボン、オーバーズボンをはいて、その上にごつめの合羽を着てるが、尚寒い!

今回は一人なので車は廃虚同然で、色んな物を無くした。昨日はナイフと包丁を波にさらわれてしまい、仕方なく斜里まで買いに行って来した、釣りの小物もかなり無くした。そして極めつけは、座っていた折りたたみ椅子が立ち上がった瞬間に、ものすごい強風で海の中に消えてしまった!

2008年10月3日(金)

フェリ-


二匹ゲット!

今日は渋い食いで、ベテランでも0の人がいたほどでした。そんななか大阪の迷人!の私めが2匹も釣ったもんで、仕掛けをくれた2人から、拍手喝采の1日の終わりでした。

写真は今日釣った現場です、この辺りは熊の縄張り地帯で、仲間全員固まって行ったので安心してたが、私が釣ったもので、熊が出たら鮭は置いて逃げるように!なんて脅かされる始末!

昨日塩をした鮭を今夜焼いてたべたが.絶妙の塩加減に、我ながら唸ってしまった。あんなにいっぱい釣ったのに(54匹)初めて食べた!もらった白子もフライパンで焼いて食べたが、とろ〜りと濃厚で実に美味かったし、やはり鮭は日本人が美味い!と言う筈だ!

2008年10月4日(土)

フェリ-


ついに遭遇!

車がひっくり返りそうな、ものすごい風と雨に竿を出す気力も湧かず、人の釣りをしばらく見ていた!少し小止みになったので、てくてく歩いて幌別にきてみたが、休みのせいで知らない人ばかり!いつものメンバーは骨休みを決め込んでいるらしい。

風は強いものの波は無く、バカ釣れの予感が?ベテランさんが居ないので、他の釣り人には私がベテランとでも映ったのか?質問をされる。

昨日ヤンベツの釣り友から「インターネットによると、オネンベツで釣れてるらしいよ!」と情報をもらったので、幌別に来ていた人に話したところ、昨日そのオネンベツで釣ったが全体で20匹程しか釣れなかった?だから今日は幌別に来たとのことだった。

ヤンベツで会った人だと思ったので、ヤンベツの事を聞いてみると、人は相変わらずいるが、ほとんど釣れてないらしく、徐々にその人達が知床に近づいているらしい?だが、どこも釣れないので、嘘の情報がインターネットなどで流れているようだ?

昼までの幌別は全体で3匹!みんな帰った後も、ベテランさんと3人で震えながら、群れが来るのを待ち続けたが、魚が来ることはなかった。

そんな時私のつぶらな瞳に飛び込んできたのが、金色の熊!すぐベテランさんに言うと、振り向きざまに2人は「ホッ!ホッ!」と言う感じの声を出して、熊に人間が居ることを教え、間髪を入れずに鈴木さんが爆弾を爆発させると、さすがに熊さんも、それ以上近寄ることなく、のそりのそりと急斜面を登っていったが、20メートル程の所で見た野生の熊は、美しく優しげな目をしていたが、ベテランさんによると、いつも来る奴で人慣れしてるから襲って来ない?と軽く言っていた。

そのベテランさんはリュックにメロンパンを入れていて、熊にリュックを盗られてニュースになった有名人で、私もそのニュースは知っていたので、面白く話しを聞いたが、結論はリュックにメロンパンを入れるな?入れるならアンパンにしろ?なんて笑える話しで盛り上がったが、もし一人の時だったら・・・良く分からないが写真の真ん中あたりに熊が写っている筈です。

フェリ-
幌別川(この辺りは熊がよくシャケを捕りに現れる)

魚さんはいません!

知床の入り口、宇登呂も紅葉が始まり、寒がりの私には昼間も寒いです。今日は初めて全員が釣果0でした。

帰った人、明日帰る人、2〜3日で帰る人、近々私が一番の古株になりそうです。

2008年10月5日(日)

フェリ-
幌別川(以外と小さい川でしょう)

幌別川

まったく美しい川で、飽きることの無い釣りポイントです!この景色を見て、お茶を飲むだけでも満足です!何て釣れない時は思って諦める事にしているが、本当は.ンな訳あるはずないじゃないですか!

今日も1日中ウキをにらみ、クマが来ないか、山をにらみ、よくも毎日4時に起きて、寒さに震えながら竿を持って立ち続けて居られることだと感心してしまう!

今日もゼロかと思い諦めかけたその時、かなりな手応え、鼻曲がりのでっかいオスをゲット!ヤレヤレこれでボウズ地獄から脱出出来た!

今年は特に水温が高く、定置網にも例年の8割しか鮭が入らず、まだ沖で回遊してるらしいので、ヘボい釣り人しげじいの針に掛かってくれる鮭はまれにしかありません!

2008年10月6日(月)

フェリ-


いたって穏やか!

朝!一本釣れたきり、1日中当たりなし!波も魚もない穏やかな1日となった。

今日でほとんどのベテランさん達が帰ってしまった。そしてアキレスケンを切り今年の釣りを諦めていた師匠が、やはり諦めきれずにビッコをひきながら、帰った人と交代したかのように、幌別に帰って来た!

魚は一匹しか釣れなかったが、沢山の釣り仲間が出来、又来年会いましょう!と約束して別れる楽しさを味わって、旅とは違う人情と、死ぬほど寒いがストレスの無い毎日を過ごせることは幸せ過ぎると感じている!

予想以上の楽しい毎日に.嫁には頭ペコペコではすまなく、頭ペコペコペコペコと下げどうしのしげじいです!そして友達の由紀子さんに次女誕生!おめでとうさんです!写真は本日の知床の夕日!

2008年10月7日(火)

いい日!

鮭は一匹しか釣れなかったが、実に良い1日だった。長期滞在者の皆さんは、今朝にはすべて帰ってしまい、9時頃には私1人が熊の出る幌別に取り残された!

釣れないし帰ろうかと思っていた時、師匠の佐藤さんがビッコをひきながら釣り場に現れ、2人並んで実に平和な時間を過ごすことが出来た!午後も人は少なく、羅臼から毎日来てる?若い人と三人で、静かな釣れない時間を過ごすことができた!

もし釣れていたら?男の友情なんて、どこかにぶっ飛んで、ヤレこっちの方が大きいとか?こっちはメスだとか?こっちの方が色が美しいとか?大変な修羅場になっていたかも?でも釣れた方が良いよな!

2008年10月8日(水)

フェリ-


熊は美味しい所だけ食べ

朝、釣り場には三人目に着いた。場所はいっぱい空いている、昨日は川の右岸で釣れていたので、右に行こうと思っていたが、現場に着いた見ると、地元のベテランのおっちゃんたちは左のゴールデン地帯にいて、やはり右に入るのは止そうと決め、左岸でやりだした。

明るくなり真ん中のベテランさんがポンポンポンポンポンポンと連続6匹釣りあげ、私はやっと一匹!そんな時毎日見かける羅臼の兄ちゃんが「熊が来た!」と言う!慌てて竿をあげ、逃げる体制になったが、リュックが川の側に置いてあり、悪いことに中には「メロンパンが」アンパンにしなかった後悔が頭をよぎったが、後の祭り!

羅臼の兄ちゃん(きくちさん)が爆竹を二発鳴らしたのが効いたのか?熊は川を渡って我々を襲うことが無かった。

私がもし朝一で、右岸に入っていたら、今頃は嫁が青くなって北海道便の飛行機に乗っていたかも?写真は熊が食べたマスの残骸!美味しいクビの部分だけ食べるそうで、これが有ると、昨夜熊が来た証拠だそうです!一つ賢くなったでしょう。タメになるしげじいの熊の対処法その一でした。 ほとんどの人はこんな情報は要らないと思いがね!

フェリ-


本日の宇登呂の夕日!

アキレスケンを切り.それでも釣りがやりたくて、自転車まで持って来たウトロでの釣りの師匠が今日3匹の秋味を初ゲット!

流石何十年もウトロに通っているベテランです!

2008年10月9日(木)

フェリ-


久しぶりの大物!

やっと美しい群れが少し入り、私もやっとオスの70センチをゲット!(小さい方)大きい方のがメスで78センチあり、デッカイスジコが入ってました。

残念ながらこちらは師匠の佐藤さんが釣ったもので、一匹しか釣れなかったので、「♂♀で送ってやんなっ!」て、くれた物だがピカピカの大物だった。

ここは道内の人が多く、仲良くなると「俺たちはいつでも釣れるから」と♀でも気前よくくれる!で、本日の♂♀の揃いぶみになりました。

2008年10月10日(金)

フェリ-


釣り場独占!

今朝は地元のベテランさん2人と、我々の4人で広い釣り場を独占!ブナのデカい♂が3匹と、やはり♂だが美しいのが一匹、四匹の大漁で、デカいのばかりなので、トバでも作ろうと、真ん中の部分だけ田舎に送った。

冬になったら作ってみるから、どなたも試食に来て下さい。

フェリ-
幌別に集まった釣り仲間

フェリ-
幌別が荒れたときはペレケの岸壁に釣り人が集まる

2008年10月11日(土)

またも携帯が海に!

またまた 大失敗! 携帯を海に落としてしまいました。

一度落としてからは、十二分に気を付けていたのですが、大物を釣り上げたことで舞い上がってしまったようです。 今回は 保険に入っていたので 大出費はまぬがれましたが、今後の旅に携帯は間に合いそうもありません。 そんなわけで、北海道釣りの旅報告は、又帰ってからのことになりますので、よろしく・・・・

2008年10月13日(月)

スゴい風と波

4時予定通り起床、スゴい風と波、道の駅で寝ていた二台の車も来たが、流石に車から出てこない。4時55分毎日一番に来て、一番良い場所で絶対釣って帰る地元爺様2人組みが帰って行くのが見える。

5時、うす明るくなった、ベタ凪より三枚位の波がある方が良く釣れるらしいが、今日はあり過ぎです、五枚程の波が次から次と押し寄せ、百メートルくらいは真っ白で、おまけに向かい風だから、如何に釣りキチの面々も「今日は諦めて、治まるのを待とう」となり、解散!

私は小林さんの車に乗せてもらい「地のはて温泉」に行ってきた。ホテルの温泉は時間が早すぎて一時間以上待たないと入れないので、雨の中傘をさして無料の露天風呂に入った。

脱衣場などなく、そこらの石の上に服を脱ぎ、傘を差し掛けて、幾つかある湯船に飛び込んだが、紅葉真っ盛りの中の露天風呂は入ってしまえば極楽だった!(後ほど写真を貼り付けます)帰り道で小熊にあったので、こちらも写っていたら貼り付けます。

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岩尾別温泉入口

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紅葉が始まった温泉への道

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1軒しかない「ホテル ちのはて」

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無料の露天風呂

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滝が見える露天風呂

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ちのはてホテル

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露天風呂から見た紅葉

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途中で見かけた小熊

奇跡的に復活!

昨日再び携帯を水に濡らし、水濡れマークがついて電源が入らなくなり、保険で新しいのと変えることが出来たが、田舎に送ってもらったので、それまでブログをはじめ嫁とのラブコール、友達との連絡が取れず、浦島太郎状態だったが、奇跡的に今日電源が入り、一時的に使えるようになった?

でも水濡れマークが消えた訳でないので、いつアウトになるか分からなく、又ブログが途絶えても、ニュースで私の名前が出ない限り元気だと思っていて下さい。

今日の午前中釣って帰ると、仲間にも嫁にも言っていた!昨日待ちに待った嵐がきたので、今朝は入れ食いだろうと、みんなが言い、期待いっぱいで、いつもより早く釣り場に行ったら、同じように考えた人々が普段の三割増しで場所取りをしていて、我々は端の方で竿をだした、が 期待に反して魚影がなく、誰一人釣れなかった。

さっさと上がり一緒に帰る筈だった三人で「明日帰ろ」と即決!早い昼飯を食い、意気込んで行ったが、やはり魚影はなく「荒れすぎたので、魚が寄るのは明日かな?」なんて言いながら写真を撮ったりして遊んでいると、遥かかなたの岩場沖で鮭が跳ね、普段は熊がよく出る所なので行かない場所だが、今日は爆弾を持った鈴木さんが一緒なので、皆一斉に、そこに行きそれぞれ自分が持てるだけ釣って帰った!

ちなみに私4匹で帰った。担いで岩場を歩いて帰るのは大変で、熊が出たらその魚を放り出して逃げる算段をしながらのフラフラになってご帰還でした。おまけに頭から大波を三回もかぶったので、びしょ濡れで「水も滴る良い男」なんて、笑えない冗談を言ってられなく、魚を運んでる時は感じ無かったが、北海道は寒いのです!一時間以上エンジンをかけて、濡れた物を乾かし、明日使えるように段取りをして、やっと寝る用意が出来た!

いつもなら19時には寝てるが、今夜は不良してしまった。9時になったら寝ますので、面白がって9時以降には電話しないで下さいませ(笑)

2008年10月14日(火)

フェリ-


釣り納め!

1日延ばして師匠と、師匠の友達の小林さんの三人、最後に一匹ずつ上げ、機嫌良く一緒に斜里まで帰る。来年の仕掛けの買い物を手伝ってもらい、来年の再会を約して別々の道に分かれる!

私は、世話になった店に寄り道し、新十津川の仲人さんに挨拶して、これから苫小牧に向かいます。大雪山はすっかり雪化粧して、どの山も紅葉が終わりに近づいている!もうすぐ道も雪で覆われてしまうので、さっさと北海道を退散して、田舎暮らしをする事に?それにしても面白かった。

寒くなければ、まだ1ヶ月程いて「幻のケイジ」を釣ってみたい!欲を言ったらキリがない、ルアー以外、エサ釣りの仕掛けをすべてもらい、秋味を初めて本格的に釣って、釣果が71本!上出来で、来年の夢を早くも、もう見ているのが分かってくれるでしょうや!

フェリ-
大雪山系は雪景色

フェリ-
大雪山系は雪景色

2008年10月15日(水)

苫小牧にて!

1日日にちを間違え、慌てて走った結果、明日の夕方出航なのに、もうフェリーターミナルに着いてしまった。

2008年10月16日(木)

フェリ-


苫小牧フェリーふ頭にて!

さすがに苫小牧は元気のある町だ、フェリーふ頭には大型のフェリーが3隻も並び、ウロウロするほど広い。

この航路のフェリーに乗るのは新婚旅行以来で、あの時は名古屋から苫小牧まで乗ったんだった!今日は1人で寂しく乗るわけだが、思えばあの時からずーっと楽しい人生を歩いてきた気がする。

つらいことも有っただろって思い出してみても、みんな済んでしまった過去の事で、やはり今も楽しいことが次々とおこり、人生は楽しく愉快なことに持っていかなくちゃ!勿体無い!ほんま勿体無い!

2008年10月17日(金)

フェリ-


いしかり船上にて!

波はなく、船は大きいので止まっているようだ!

船足は日本海の高速フェリーに比べて半分程なので、デッキに出ることができるので、嬉しがりやの私にはちょっと嬉しい!

フェリ-


カリブの風「いしかり」

30年以上前に新婚旅行でこの航路の船に乗った時は、個室だったが、今回インターネット予約した部屋は二等和室で、10畳ほどの部屋に五十センチほどのマットが8人分ずらっと並び、一人旅に慣れた私にはギョッとする光景で、すでに先客が5人いて、その内の一組は夫婦だから驚いてしまった。旦那さんせめてB寝台でも取ってやれば、最低のプライバシーは守れるのにね?

自分は神経質なので眠れないかも?と言ってたのに、凄まじい歯ぎしりをかみながら奥さんはほったらかしてサッサと寝てしまった。途中でデッカイオナラを二発も発射して!

インターネット予約した特典は、千円の朝食バイキングが2食分付いていることで、中々充実したメニューで、夕べのストレスも吹っ飛ぶプチ満足な朝でした。

フェリ-
こんなに釣れる時もあった!

ヨロヨロ旅「秋味釣り」

53日間の北海道秋味釣り一人旅は、トラブルいっぱいの旅だった!

竿は二本折ってしまったし、リールも2つ壊した!あろうことか携帯電話も二度水に浸けてしまいドコモのお嬢さんと顔馴染みになった。スピード違反の罰金も払った!「どうなってるんや?」と言う程のトラブル続きだったが、(自分だけ良い思いをしたので罰が当たったのだと思う)それ以外は楽しいことばかりだった!

先ず仲間が沢山出来て「来年又此処で会おう!」と来年への夢と楽しみがつながったこと、寒い寒い知床の海で震えながら竿を出した日は、41日、釣果は71匹!毎日毎日4時に起きて海に行けたのは「友達の友達は皆友達だ」とばかりに友達の輪がドンドン広がったからだと思う。

あの戦場のようなヤンベツ(止別)でさえ何人もの顔見知りが出来たし、ホロベツ(幌別)に至っては、ほとんど全ての釣り人と親しくなれた!

手作りの仕掛けを何人もの人からもらった!釣れるポイントも教えてもらった!エサももらったし秋味の料理法も教えてもらった!昨年 お世話になった人たちとは何日も一緒に並んで釣りが出来た!浜小清水の道の駅の店長さんには、料金も安くしてもらったし、4時以降の荷物の預かりの便宜も図ってもらえたし、ウトロ(宇登呂)の梶原鮮魚店さんには「釣り仲間料金」で魚を送ってもらった!どちらの店も商売を超えた暖かい繋がりが出来たのも嬉しい!

ホロベツを離れる時、これで寒くて眠い思いをせんで良いと言う、ホッとした気持ちは少し有ったが、仲間と来年まで会えないと言う想いが胸にグッと来たのも事実です!道内の仲間はこれからも度々会えるのだから私一人蚊帳の外!と妬ましい気持ちがあるのも正直な気持ちです!それほど良い男たちだった。

来年を楽しみにしてますよ!その時はきっと「オッ来たか!」と迎えてくれるでしょう。元気に来年も会えるのを楽しみにしてます。こんな気楽で楽しい旅をさせてくれた嫁に心より礼を言います!あぁ面白かった!

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