リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記 4回目の北海道-1(舞鶴〜北海道〜敦賀)

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久しぶりの北海道二人旅。今日京都府の棚田を廻って、舞鶴から小樽までフェリー、帰りは9月30日、苫小牧から敦賀までフェリー、1ヶ月間の旅です。 今回は、からふとマスの釣りを存分に楽しみたい!と張り切っています。北海道に着いたら、まずは釣り場に直行です。

2007年9月1日(土) 大阪出発

フェリ-

ヨロヨロ旅に出発

午前11時ヨロヨロ旅の出発です!

ベッドルームは写真のように、足の踏み場もありません!

フェリ-

日引の棚田

舞鶴にて!

昨年この棚田に来た時は、稲刈りが終わっていて、美しい彼岸花があちこちに咲いていた。今回は前もって役場に電話したら、まだ稲刈りはしてない、と言う事だったので、勇んで日引の棚田に来てみた。

半分ほどは稲刈りが済んでいたが、刈り取られた田んぼと、さがりに掛けられた稲と、頭を垂れた稲穂とのコントラストが美しい。

今月の22日に畔にキャンドルを並べ火祭りを今年、初めてするそうなので、アマチュアカメラマンの人は是非とも見にいって下さい。小さな棚田ですが、お百姓さんたちは気持ちよい返事を返してくれる、良い所ですよ!

私的には早速良い出会いがありました。棚田で写真を撮っていたカメラマンの林さんと話がはずみ、自宅に招待され、彼と彼の生徒の写真を見せてもらいました。記録写真しか撮れない私には良い勉強になりました。

帰り道に彼らの写真展が「舞鶴観光センター」で展示中との事だったので、寄ってみました。最近は写真を紙に焼いたことのない(パソコン上でしか見ることが出来ない)私にとって、作品として飾れる光景はうらやましい感じでした。

早く舞鶴港に着いてしまったので、小樽行きのフェリーをこれから5時間ほど待つことになりました。タイクツ!
日引の棚田はこちら

フェリ-
舞鶴港(東日本海フェリー乗り場
フェリ-
フェリーあかしあのロビー
フェリ-
フェリーあかしあのデッキ
2007年9月2日(日) フェリーで小樽へ

フェリ-

海の上より!

観察によると、我々みたいな年寄り族の乗用車(ほとんどワンボックスカー)が百台ほどと、若者のバイクが30台ほど乗せ、(この時期では多い方らしい)1時11分予定を少し遅れて、やっと舞鶴港をフェリー「あかしや」が出港!(写真はフェリーの内部)

明日20時30分、待望の小樽に着きます。

フェリ-

あかしあの甲板上

まもなく小樽!

低気圧のせいで、でっかい船なのにけっこう揺れて、ゆで卵を食べた私はピンチを向かえる寸前だった。

船の中は暇なので、とにかく繊細な胃袋を刺激しないように、なるべくグーグー寝てたら、夕方にって波も収まり、夕食を食べる元気が出てきたよ〜ん!どれくらい揺れたかと言うと、街の銭湯程の広さの風呂に入ってると想像して下さい。その湯船のお湯が海の波のようになって、チャポンチャポンと湯船を超えてしまう始末です。

私が風呂から出て、しばらくしたら、風呂は閉鎖になってしまいました。17時には穏やかになり風呂も再開され、今は雨も上がり、北海道の陸地の電気の灯りと、不知火の灯りが、快適な船旅のフィナーレを照らして呉れてます。

予定の8時45分には小樽に着くらしいので、出港の遅れを取り戻す為にあんなに揺れたのかと、思うとなんとなく納得!

フェリ-
小樽 夜の裕次郎記念館
2007年9月3日(月) さぁ〜北海道だ〜!

フェリ-

第1日目のローソンホテル

目覚めれば?

札幌の混雑を避け、夕べは石狩市郊外まで走り、畑の中のローソンがホテルになった。

道は広く真っ直ぐで、ナビの模様もただただ真っ直ぐな線が延びてるだけで単純そのものです。さぁ〜北海道だ〜!

フェリ-

マスターが楽しんで自作した喫茶店「グッドライフ」

旭川郊外でお茶を

雨で肌寒い、新十津川の古い友達を訪ねてから、昨年来た、旭川郊外の手造りの喫茶店でお茶してます。

フェリ-
驚きの鳥の大群
フェリ-
近づくと一斉に飛び立った
フェリ-
女満別より網走湖
フェリ-
女満別のビュウポイント
フェリ-
無人で走るトラクターの後ろで働く人々
フェリ-
道の駅メルヘンの丘めまんべつ
2007年9月4日(火) 網走に向かう

小清水から知床を望む

日本の滝百選の一つ知床の「オシンコシンの滝」

ウトロ フンベ川河口付近にて!

昨日の走行距離353キロ!

友達の家4軒回っての距離だから、いかに北海道は走り良いか分かってもらえるだろう。天気は快晴、気温は30℃ 暑い!

網走でエサや釣り道具、氷やおかずを買い込んだので、2〜3日籠城しても大丈夫だ!

昨年釣ったポイントで昼まで釣ってみたが、5人ほど釣り人がいたが、みんなでたったの1匹しか釣れてなかった!もちろん私ではない。今年は残念ながらあまり、釣れないらしい?(釣れない時のことを考え、先に予防線をはっておきます)

フェリ-

嫁のガッツポーズ!

約1日釣って、私は当たりさえ無く、情けない1日だったが、嫁は夕方ちょこちょこと釣って、2匹はバラしてしまったが、暗くなってからメスの「カラフトマス」を見事にゲット!悔しい!

2007年9月5日(水) 釣り2日目

ウトロ2日目!

昨日のポイントはダメなので、今日は昨年お世話になった魚やさんで教えてもらった「幌別橋」でやってみたが全然ダメで、あきらめかけた時、やっとオスのマスをゲット!送るには、もう1匹欲しいなと頑張ったが残念ながら暗くなってしまった。

何日も泊まり込んでマス釣りをしてる人がいっぱいいて、話をしてる内に、右隣りの車の大将(川辺さん)が自分で工夫した仕掛けと、自分で作ったエサを呉れるし、左隣りの大将(佐藤さん)は釣りたてのマスを「送るんだったら1匹では淋しいだろうから」と1匹呉れたので、九州の友にさっき送った。

来る前に大口をたたき、いっぱい注文を聞いてきたのに、こんなはずではなかった、と後悔と焦りの色が早くも私の頭を駆けめぐった。あと何人分釣れば良いのだ?今年はもうマスのシーズンは終わりらしい。川はマスだらけで、それを求めて熊が出るらしく、今日釣った所もつい昨日出たらしく、カメラマンが昼前から、立派なカメラを据えて、熊の出没をずっと待っていたが、今日は出なかった!

その代わり「キタキツネ」と「鹿」が、すぐそこを散歩していた。そういえばウトロの道の駅でも「猫」かと思ったら「キタキツネ」がウロウロしていた。


釣りポイントより見たウトロ

長期滞在の釣り人で満車

分かりやすい看板
2007年9月6日(木) 釣り3日目

フェリ-

今は静かな釣り場(幌別川河口付近)

北海道6日目!

ウトロ三日目、曇り、24℃、まだ暗い4時頃から昨日知り合った川辺さんに貰った仕掛けで釣りを始めた。

第1投からヒット、と思ったら仕掛けがプツン!(リールのドラムを締め過ぎ)仕方なく浮きルアーでやり始めたが、オス2匹釣ったところで、この仕掛けも飛ばしてしまった。

最後の仕掛けで結構デッカいオスをゲット、ちゃんと口に掛かっていたのに、激しいファイトで、取り込むのにかなりかかった。病み付きになる最高のやり取りだった。

そして4匹目は、最初飛ばしてしまった仕掛けに、魚が付いたまま「昨日 川辺さんに仕掛けを貰ったのを知っていたから」とお隣りの佐藤さんが、かなり離れた場所で釣っていた自分の仕掛けに絡んで上がったから、と持って来てくれた。

無くした仕掛けと魚が、私の手元に戻った!と言う不思議で有り難い出会いの1日の始まりでした。これが他の人の仕掛けに絡んだなら、魚も仕掛けもけっして私の元には返らなかった!


カラフトマスがヒット(他人)

釣りの師匠の佐藤さんとくつろぎタイム

いかにもど素人の釣り人(私)

ど素人にも釣れる北海道の魚

フェリ-

これはオスのマスか?

釣り三昧!

今日1日で6匹のマスをゲット!暑くも無く楽しく良い1日だった。

熊の写真を狙ってる東京の若者も、カメラを据えて今日で4日目らしいが、1日中退屈そうに座ったままだった。


メス獲得のため争うオスのカラフトマス
(オス同士噛みつきあっている)

その死骸を狙う鳥
2007年9月7日(金) 釣り4日目

フェリ-

道の駅 しゃり

雨で寒い!

朝、雨の中竿を担いで、いつものポイントへ!もう5人ほどの人で良い場所はバッチリ取られていた。

震えながらルアーを振ったが、仕掛けをみんな飛ばしてしまった。でも3匹ゲット!釣りを教えてもらってる佐藤さんに2匹貰ったので、震えながら魚をさばき、友達4軒に冷凍便で送った。今「斜里町」道の駅が、道内の道の駅「百ヶ所目」だと聞いたのでチェックしに来てます。ウトロも昨年はなかった道の駅だが、知床が世界遺産に登録され、沢山の観光客が集まり、ウトロのホテルは満員状態が続き、昨年などは網走のホテルも取れなかったそうだ。

「斜里の道の駅」は勿論ピカピカでパソコンも5台ほどあり、無線ランも完備され旅行者には重宝されているが、まだ知られてなくヒマな道の駅で、管理人の兄ちゃんもヒマ過ぎるのか?アホほど親切だ。

ここで町営の温泉に入り、所定の場所でホテルを開業します。

マスの時期もそろそろ終わりらしく、いっぱい止まっていた、長期滞在の釣り人の車も、昨日辺りから半分ほどに減ってしまった。私はまだ4〜5日釣るつもりですがね。

今日仕掛けられていた定置網の一つが、上げられたし、残りの一つも、もうじき上げられるらしく、そうなったら、網に入っていたマスが自由に泳げるので、良い形のが期待出来るらしい?あくまでらしい!だがね。


杭ではありません、ズラリ並んだ釣り人です

ここはよく釣れる好ポイント

上手な人は姿も美しい
2007年9月8日(土) 釣り5日目

フェリ-

台風一過海が濁ってしまった
(マスが打ち上げられた浜辺)

台風の恵み!

車がひっくり返るのではないかと言うような風が一晩中吹き荒れていた。

朝起きて海を見ると泥水の色で、ベテランの佐藤さんによると、こんなにこの海が濁るのは珍しく、「夜中に鉄砲水でも有ったのだろう」との事です。

今日は釣りにはならないので、昆布でも拾おうと浜に行ったら、マスが折り重なるように死んでいるではないか、早速スジコを小さいバケツ一杯ほど取って帰って、冷凍便で大阪に送った。

そこの魚屋さんにこの話しをしたら、こんな事は今まではないらしく、大ニュースだ直ぐに拾いにいった!今日は醤油着けにして、明日の日曜には地元産の土産物として、結構な値段で店に並んで居るだろう。スジコの欲しい人は大阪の我が家に取りに来て下さい。

大雨は、昨日までの川口の形が変わってしまう程のものすごいもので、自然の力を思い知らされた釣り人達だが、私に取っては恵みの台風でーす!魚に取ってはサイドに有った定置網が、昨日外され自由に泳げるようになったその晩の嵐で、卵を産む前の災難で無念だろうが、私や地元の人が嬉しそうに拾って居るのを見て、どうぞ成仏して下さい!

フェリ-

食べるのはこれだけあれば充分

大発見か?

朝の打ち上げられた魚は、やはり誰も知らなかったらしい!私が第一発見者でニュースになるかもしれない大発見でした。水が濁った為に窒息死したらしく、内蔵は美しく、魚屋のおっちゃんは息子を呼び寄せ山盛りのスジコを持ち帰った。

今焼いているマスは、打ち上げられたメスで、ピカピカの釣りたてのようなマスで、真ん中の15センチくらいだけ切り取り持ち帰ったもので、こんな贅沢な食べ方で良いのだろうかと思うが、山ほど打ち上げられたマスはすぐに腐りだし、その匂いにつられ熊が出てくるので、役所の人が海に投げている。これは仕方ない食べ方です。すいませんね〜!

2007年9月9日(日) 釣り6日目

あ〜ぁ才能ないな!

海は濁っていて1日中当たりすらなく、当然坊主!

ウトロでもう何日目だろ〜か?後5匹釣ったら移動します。


知床観光の船が忙しく往復しる

釣り人の針にかかったゴメ(カモメ)
2007年9月10日(月) 釣り7日目

フェリ-

オスの大物

マス釣り終了!

知床でのマス釣りも、最後自分用の一匹でおしまいです。

長期釣り人の友達も出来て、来年の再会を約しました。一週間泊まりがけで朝に夕に釣り三昧は楽しかった。

まだまだ逗留して、シャケを狙う人達の話しを聞くと、まだ釣っていたいが、旅人としてはそうも行かず、斜里まで戻り、温泉と洗濯を済ませて、明日裏摩周に行って来ようかな?


知床の夕景1

知床の夕景2
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