3月18日(火)朝食が食べられない

朝食、起きあがることが出来ず、食べられず情けない。この根性見せたかった。食い物の恨みはこれほどだったとは、、、、、

昼食、同室の皆さんが食べ終わる頃、脂汗をかきかき、どうにか座ることが出来た。片手で体を支え、痛い腰を少しでも痛くない角度を探した。死ぬ思いをして、昼食を食べる。うまかったな、うどんが!

入院時体重 72Kg  本日の体重 ?Kg  体温 36.1° 血圧 128 - 80      

3月19日(水)ベッドの上だけでの生活3日目

今日で3日目ベッドの上だけでの生活。少し良くなったようだ。

朝食は、少しベッドを起こして、おかいさんの入った丼を持ち、口に当ててカッコムと言う、上品な私?にとってはまことに下品な食べ方ではあるが、指をくわえて持ってかえって貰うよりはましだ。

困るのは、大小便だが、大の方はおかげで、この2日ほど便秘なので、こんな時は助かる。小は尿瓶に取っているが、看護婦よりも、隣の人が、気がつくとこまめにほかしてくれるのでほんまに感謝、感謝!小森さんありがとう!今日中に根性で直して、明日からは、歩いてトイレに行けるようにするからね。

明日のカテーテル再検査に向けて、点滴が始まる。テストについての説明を看護婦さんから聞く。

腰に負担をかけないため、妻に早く来て貰い昼食と夕食を寝たまま食べさせて貰う。

入院時体重 72Kg  本日の体重 ?Kg  体温 36.7°  血圧 良好

3月20日(木)カテーテル検査の日

カテーテル検査の日

風邪気味で、咳が出るので、念のため座薬を入れて貰う。(テスト中に咳が出たら、腰に響き痛さに耐えきれない)。8時に始めてのCTスキャンを撮る。テレビで見たことのある機械にちょっと感動。胸から、膵臓、腎臓、全てとれるそうである。腎臓結石が撮れるかどうか聞いたところ、石の種類により、はっきり撮れるそうだ。その後石がどうなっているか、結果が楽しみだ。

一度病室に帰り、テストまでの間、手術着に着替え、抗生物質など薬を飲み時間まで待機。(ぴったりの時間に手術室に行かないとしかられるそうだ。)看護婦さんに車いすを押して貰い、10時15分ぴったりの時間に手術室につく。

倒れて担ぎ込まれた、同じ手術室らしく、たくさん並んだ大きな機械や。4つあるテレビの画面他、部屋をゆっくり見学する余裕があった。前回の緊急手術時とスタッフの人は違うそうだが、その時のお礼を言い、手術台に横になる。今度は少しではあるが、検査中周りを見る余裕があった。

最初は手首からカテーテルを入れる予定だったが、血管か何かの都合で、肘からの検査に急遽変更になり、腕全体を何度も消毒された。

岩田Drが、腕に本のような物をポンと置き、「あれっこれからカルテでも見るのかな」と思ったら、それを何人かの人でパッパッパッと広げた。するとそれは、首から下全身を覆うシートになった。左腕に局部麻酔をされ、いつの間にかカテーテルが心臓まで届いていた。「上を向いてください」という指示で、あまり見てはいけないと思うが、チラチラとモニターを見ることが出来た。

「後10分くらいですよ」と言う声をかけられてから、Drの専門用語でよく分からないが、「1番が何とか、6番が何とかなど、あまり良くない話に聞こえ心配になった。最後に「あつくなりますよ」という声をかけられ、大きく息を止めて、頭から足の先まで全身がカーとあつくなる薬を2度して検査は終わった。

リハビリ中の左肩が冷えてシビレルのがつらかったが、心配していた咳が出なくて、予定より早く10時半位に終わった。結果は明日家族の前でお知らせしますと言うことで、何一つ教えてもらえなかった。

後は看護婦さんが、腕の止血と固定をテキパキしてくれて、車いすに乗り、6階の看護婦さんが迎えに来てくれるのを待った。その間にそれとなく「結果はどうでしたか」と看護婦さんに尋ねたところ、「治療したところはちゃんと流れてましたよ」と教えてくれた。それ以上心配しても仕方がないので、明日の総合的な結果を待つしかない。

後は血液に入った造影剤を早く流し出すために7本の点滴と、なるべく多くの水分を取り、これ以上腎臓へのダメージを与えないことを祈る。今日も妻に早く来て貰い、朝食と夕食を食べさせて貰う。

検査
カテーテル検査
入院時体重 72Kg  本日の体重 ?Kg  血圧 心配なほど低く、夜やっと102を回復

3月21日(金)大失敗!

夜中、事件が起こった。

おしっこをするために尿瓶を布団の中に入れようとしたとき、片方の手にギブスをしているのを忘れ、300CCのおしっこを布団の中にほとんどぶちまけてしまう。56才にもなって情けない。寝小便をしたときと同じだなんて呑気なことは言っていられない、痛い腰にむち打ちナースステーションに行き(さすがにナースコールを押す勇気はなかった)「ごめんな」と若い看護婦さんに頭を下げて、シーツと手術着を着替えさせて貰う。

その上風邪を引いたか一晩中咳き込んで同室の皆さんに迷惑をかけてしまった。朝5時、採血、検尿、そしてギブスがとれる。7時半、点滴7本終了。久しぶりに楽になる。

しかし、今度は咳が収まらない。咳の原因は、風邪ではなく、心臓の筋肉を回復させる薬の副作用の可能性が高いとのこと。その薬は心臓のためには有効な薬なので、咳止め薬を飲んで様子を見ると言うことになる。どうしても咳が収まらない場合は、薬を買えるとDrから話があった。でも、咳止め薬の効果が少しあったみたいで、激しい咳が少しでなくなった。

3時より心臓カテーテル検査の結果の説明を受ける。

心臓に2カ所ほど問題はあるが、治療するほどでもなく、治療したところは、順調に行っていて、心臓の内部の筋肉も重症の心筋梗塞だったにしては損傷が少なく、6ケ月後の検査で進行がないか調べることとなった。

私の心臓の血管は、どうもひねくれていて、2ケ所程くるりと輪になっているので、その分血流が悪くなり血が滞りやすいとのことであった。しかし、心臓的には問題はなく、もう退院しても良いこと。退院してリハビリ後は普通の生活が出来ること。その為には食生活に気を付け(カロリーと塩分)、適度な運動を忘れないこと。また無理をしないこと。など、注意を受けた。

先ずは一安心である。

入院時体重 72Kg  本日の体重 ?Kg  体温 35.9°  血圧 104 - 80

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