リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記   中国地方・九州の旅(3)


2007年5月13日〜6月7日 棚田100選を訪ねる旅の中で見つけた ナイスポイント、又旅の様子などを紹介します。


 
5月28日(月)日本一の橋めっけ!

神話の国だそうな?

途中で古墳群に寄ってみたが、何だか復元したてのような、新しい土盛りだったので、見なかったことにした?

通行止めのおかげできれいな神話街道を走ることが出来た。写真の橋は車道としては日本一の木の橋やそうです。知らなかったでしょう。


 
秘境椎葉村にようこそ

子供達が小さかった頃、ログハウスを作るために、吉野の山道を4時間以上かけて、毎週通ったあの道より、椎葉村にはいる国道265号線はもっと狭く、ずっと険しく、対向車にはたったの3台あっただけ!

道には落石が至るところにあり、スリリングな道だ!


 


 
ナビの地図アート

椎葉村!高千穂!なんと良い響きだろう。一人で走るにはもったいない!素晴らしい渓谷が続いてました。ナビの地図でもみて想像してください!

高千穂にて! 今日はあの山道を350キロも走ってしまった。反省します。ちゃんと理由がありますので、笑いながらでも聞いてください!なにしろあの熊が出そうで、落石だらけの峠で寝る勇気はない!それにあの素晴らしい景色と椎葉村と言う響きに、ついつい走り過ぎて、途中で暗くなり景色が見えなくなり、後悔しながら道の駅を探して走り続けたわけです。道の駅高千穂で今日1日を振り返って、ニヤついているところです。


 

歴史に詳しい人は知ってるだろうが、椎葉村に鶴富姫伝説があるそうです?私は初めて知りました、

そして姫の家を一目みて「これは本当に美しい姫だった」と確信したわけでして、この手の話しはいつも私は「はいはいそうですか」で終わるのに、姫の家に上がる急な階段をみて、家の気品ある美しさをみて、ここに育った姫なら絶対美しい!そしてもしここで寝たなら、今度は平家の若武者でなく、私が恋に落ちそうなくらい何かを感じてしまいました。

ひょっとしたら私はその若武者の生まれ変わりなのかも知れない?ナァンチャッテ!でも帰ったたら早速調べて本を読んでみよ〜!


 

それにしても、椎葉の道はなんと真っ暗なのだろうか!麓の町まで車のヘッドライトは上げっぱなし。

あっ灯りが、と思ったらトンネルだし!対向車かと思ったら自分のヘッドライトが、カーブミラーに映っていたりで、まるで姫の亡霊にとりつかれたみたいに、うしろ髪をひかれながら逃げるように走り続け、何だか今夜は暗い所で寝るのが怖く、やっと道の駅の看板が見えた時は、ほんまにホッとしました。

ついさっきから雨が降って来て、今日は風呂に入れなかっので寒いです。美しい人間について考えながら本日のヨロヨロ旅はおしまい、又あした!明日は高千穂から出発です!おやすみ!


 


 
5月29日(火)高天原遥拝所

朝なので思考回路が断線中!

神代の昔、この地に神々は天降ったという・・・


 

四皇子峯

神武天皇誕生の地


 

くしふる神社

先程の高天原は実に簡素で、神々のやりそうな驚きがあったが、こちらは今風の神社だった!

がやはり派手さはなく、神々が静かに時々は集まり、宴会をしてるようだ?見てないからはっきりした事は言えませんが!


 

天岩戸神社にて

高天原は1メートル程のシンプルな祠だったが、ここ天岩戸神社は、格式も高く歴史の古さからくる貫禄みたいなものを感じた。

本来なら社務所に行き、何がしかの寄付をしなければ、開けてもらえない「天岩屋戸」扉だが、団体さんのために鍵を開けた巫女さんが「一緒に入っても良いですよ」と足下を見透かした、嬉しい対応で、それとばかりに団体客に紛れ神官の説明を聞きながら「天岩屋戸」の直拝をすませた。

さすがに天岩屋戸は撮影禁止だったので、写真は送れませんが、神官も誰も入った事のない聖域だそうで、中はみえないが洞窟だった雰囲気はわかります。

岩戸の岩を力持ちの何とかと言う神様が投げ飛ばしたら、その岩は長野県まで飛んでいって「戸隠村」ができたそうです!すごいでしょう!団体客に紛れなかったら、知らないかったプチ情報でした。


 


 


 


 

日本に2本しかない珍しいイチョウの木

 
天安河原にて!

仰慕ヶ窟の回りには、おびただしい小石が積んであり、いかにもな場所だ。

岩に隠れてしまった天照大神に「ドゲンしたら出て頂けるか」と神々が相談した場所だそうで、さしずめ今の国会みたいな所だったのではないか?

その昔はヒーローが現れて岩戸を投げ飛ばして、民衆の難儀を救ったが!今の国会は議院が悪い事をして、ばれそうになったら自殺する有り様で、子供達に命の大事さを教えなければ!なんて協議する一方で、その当事者が責任を果たすことなく、悪い見本を示すとは、ガッカリだよ〜!


 


 

天岩戸温泉にて!

夕べは風呂に入れなかったので、天岩戸神社の帰り道に、なななぁ〜んと「天岩戸温泉」なんとドンピシャの温泉発見!今から朝風呂で〜す!


 

高千穂狭にて!

昨日の姫に続いて、高千穂狭にも感動させられてしまった!

夕べの夢に姫は出てこなかったので、どうやら私は若武者の生まれ変わりではなかったようです!ガックリ!

予備知識なしの旅で、高千穂は観るもの全て感動もので、こんなこと初めてだよ〜ん!高千穂狭は歩いてすぐの場所にあり、嘘だろう!と言うのが感想です!長嶋元監督風に言えば「ワンダフル、ベリマッチ」でした。


 






 


 


 


 


 



 

 
おまけ!

日本一好きのシゲちゃんとしては、こんなんも有りです!コンクリートの橋の長さと高さが日本一やそうです!きれいな橋ですよ!


 
高千穂鉄橋


 


 
   鬼ヶ岩屋
 

 

  水道橋

石匠の技術を集めた石橋


 


 

 
5月30日(水)道の駅「高千穂」から

道の駅で連泊するのは初めてだよ〜!道の駅ウォッチングをしてみました。

旅人にとって一番嬉しいのは、燃えるゴミを入れる、ゴミ箱があることで、小さな道の駅だと言うのもあると思うが、トイレは朝でも美しい(たいがい朝は汚い)トラックも何台か泊まっているが、エンジンを止めているので静かだ。

旅人の顔ぶれは、キャンピングカーは来なかったが、私のような車は5〜6台が両日とも泊まっていた。私より年配が多いような気がする、向こうも「あの人は俺より年上だな」なんて思っているかも?夫婦連れは少数派で、軽四で来ているモサもいるし、夕べは札幌から夫婦が来ていた。それもセダンでだ!どうやって寝ているのか、座席は立っていたので、運転席と後ろの座席で寝ていると思うが、さぞ窮屈だろう!今朝は早々に出て行った!今は習志野ナンバーのオッサンと私の二台だけが残り、トイレや自販機利用者が何台かいるだけで平和な朝です!

さぁ〜ボチボチ出発しますか!


 
名水を汲む

五ヶ瀬町で名水を汲む!


 
原尻の滝

珍しい形の滝に出会いました。これも自然のままです!水量が多い時は爽快だろう!



 

 
竹田市にて!

少し寄り道になるが、竹田市内の「花水月」と言うきれいな名前の温泉に入りに来てます。

自殺した大臣の「何とか還元水」ではなく、ここはちゃんと「マイナスイオン還元水」の風呂があり、血がきれいにとか、お肌ツルツルとか、いっぱい効果が書いてあったので、もちろん私めも入ってきました。

ちなみにここ竹田は岡城があり、荒城の月のモデルとなってるそうですよ!足の痛みもやっと取れ、触っても痛く無くなりました。

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5月31日(木)湯布院かいわい

美しい一帯である、温泉街からは離れているが、別荘やコジャレたレストラン、手作り雑貨に、焼き物、温泉付レストラン、広々とした牧草地!北海道に来てしまったみたいだ!北海道にしては道は狭いがね!



 

 
余(あまり) の滝

随分歩いた滝もあったが、この滝は5分くらいでつきました。



 
余(あまり) 温泉

もう風呂入ってしまいました。

道を聞いたのが縁で、棚田の帰りに入ります!と約束したので、ちょびっと早いが寄ってみたら、市外の人200円、市内の人なら驚きの100円です!気持ちも良くなったので、もうひとっ走り

慈恩の滝

道の端にひょいとあった美しい滝!苔が目に嬉しい!



 
耶馬渓


 


 
鶴ゲ原と磨崖仏


 


 
玖珠町 立羽田の景

上の大石に注目「ポッキリ」折れて今にも下の家に落ちそう

 


 

 
6月1日(金)道の駅やまくに

この辺りの山には、奇岩がにょきっと山にはえている感じで、あちこちに立っていて、中にはポッキリ折れて隣の岩にもたれているのまである。

道の駅やまくにはゴミ箱あり、24時間開いてる休憩室があり、チャリダーや歩きの人が寝られるように、畳がしいてある。



 
仙人梁

地元の人のすすめで、仙人梁と天の岩戸を見て来ました。

20分ほどで行けるから、と言うことだったが、これはもう登山でした。最後の登りは鎖場があり、それにつかまりやっと登った感じです!いろいろな滝にも行き、かなり歩いたことはあるが、今回が一番きつい山道でした。

そこんとこ大いに採点して頂き、私のヨロヨロ旅に合格点をいただきたいと思います。膝を痛めたみたいだが、すぐ治る予定ですので、関係者は心配しないで下さい。



 


 


ここにも「天の岩戸」がありました 


 


 

くさり場まで出現!

 

 
いたわりのおやつ!

道の駅 うきは、で取れたてイチゴが二段たっぷり入って280円でした。

膝が痛いので薬がわりに食べてま〜す!うまいで〜す!

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6月2日(土)中国地方を感じながら?

山の緑はいよいよ濃く、美しい川には「鮎つり」を楽しむ人々が長い竿を川面に並べ、待ちに待った喜びを、その立ち姿で表している。

私も日本中あちこちを走り回ったが、中国地方の、広い屋敷に立派な赤い屋根の家々が並ぶ様は、日本一美しい田舎風景だといつも思う。そんな美しい光景を見ながら、私はヘロヘロに成りつつあります?

昨日はカメラのデータをパソコンに取り出したか?どうかも確認しないまま、データを消してしまい、真っ青になった!(多分無事だと思うが)おかずを作ったり、スーパーで何とかしようと言う頭も働かず、(もっともこの辺はスーパーもコンビニもないけどね)最初炊きたての時だけ、ふりかけやノリや梅干しやラッキョなどと一緒に食べるが、今日ここにきてそれも面倒になり、おにぎりにした冷やご飯を頬張るざまで、一人旅!なんて粋がっても、所詮嫁の手のひらで遊ぶ小心者と、またしても痛感させられた、九州への旅でした。と言っても悲壮にうちひがれている訳でなく、ちょっとだけホームシックになっただけで、何もおかずのないご飯は実に甘みがあり、焦げの部分など、先に食えと言う自分と最後のフタにしようと言ってる自分との間で口が勝手にサッサと食べてる感じですよ〜!、炊き方が上手いのか?冷やご飯になった方が、甘いことを発見した。

そしてコインランドリーを2日前から探しているが無い?したがって、きれい好きシゲちゃんとしては、着替えの無い風呂には入れない?温泉はいっぱいあったのに!町には下着売ってるだろうな〜!農協と役場と郵便局と小さな学校しかない山道をずーっと走っています!では本日も皆さんの幸せを祈りながらおやすみなさい!


道はとうとう行き止まり! 
6月3日(日)ナビのバカ!

私の朝は早く、4時半には起きて、パンなどをかじりながら、すぐ走り出します!その代わり夜は8時頃には寝てしまってる事もあるようだ。ラジオも入らないような山の中が多いので仕方ないのです?

今朝も5時には走っていたが、林道を走っているのに、ナビのやつ何を思ったか、草茫々の道に行けと言うではないか?従順な私は迷わず右にハンドルを切り、両側を草や枝でこすりながら走り出して、しばらくしたら写真のような落石現場に!どけて前進をするか、バックしてUターンするか?

歩いて調査してみると、なんてこった!さっきの道に合流してるではないか!ナビのバカ!バカ!「君が行けと言ったこの道は古い道ですぐ下に新しい道ができとるとよ」澄ました声で「300メートル先右方向です」なんて言わないで下さい。



 

 
洗濯をして?

やっと洗濯機にたどり着いた。そこは島田画伯の家で、洗濯はできたが、外は土砂降りの雨!今日着る物ががない、夜までに根性入れて乾けよ!と洗濯物にハッパをかけている。

今画伯は迫った展覧会に向かって、必死に作品を生み出しているところで、あほ話しで時間を無駄にできないようだ。でも私の昼ご飯を山盛り作ってくれたし、今日着る私のパンツとTシャツをストーブで乾かしてくれました。

私はヒマなので畑の「きゅうり」のネットはりをして、草屋敷になってるので、草むしりでもしようと、始めたら土砂降りになってしまい、しばし田舎の景色とツバメの餌やりを観察中、ツバメも雨が降ってきたら餌をやりに帰って来ないことを発見した。

関係者に写真を公開しときます。画伯のガレージが拡張されウッドデッキとアトリエが出来てました。その代わり前にアトリエとして借りてた広い集会場は壊されて広場になってました。残念だがデッカい絵を書く時は不便になったようです。沖縄の作品もすばらしいので、皆さん時間と、お金と興味のあるひとは、岡山と宮古島で展覧会をするので是非来て見てやって下さい。


 
6月4日(月)1日OFF!

1日中画伯邸でブラブラ!ちょっと血圧が低いのか?画伯の出発許可が出ない、野菜がたらふく食えるので、画伯邸で明日まで停泊しますので、関係者は心配無用!

6月5日(火)疲れの塊が今さっき!

睡眠薬のおかげで、5時間ぐっすり寝たら、疲れの塊がすーっと体から抜け出て行くのが分かった!やはり疲れが溜まってたらしい!それにここの食事は、いつもながら素晴らしい!

例えば夕べ、さやえんどうのほとんどなまに何か薄味のソースがかかり、カツオが上品にパラパラ!量は4人前かな?庭で採ったフキの煮物、これには前日の「タラの芽」の残りの天かすが入っていて、この料理人はほかすものなど何も無い!これも量は4人前はたっぷりある。そしてアスパラ一人10本以上毎日出てくる。最後は私が好きだと言ったら「ポテトサラダ」をボールいっぱい!さすがにこれは残ったので、今日の食卓に再登場するだろう!

とにかくこんな調子で農家から、さっき採れたものがドサッと届くので「私は村の人達に生かされている」と言っている意味が良く分かる。肉など入ってないのに、うまいのである!島田さんの感性とアイデアと新鮮な野菜が私の体にしみ込み、力が湧いてくるのがわかります。

薄明るくなったら、土間の天井で育っている「ツバメ」が両親に餌をねだる声が凄まじい!君たちが巣立つまで、この家のご主人は玄関を開けっ放しの毎日を送っているんだからね!分かってるかい!

そして寒がりの私には2日共ドイツ製の湯たんぽを入れてくれ、これが実にうまく出来ていて、ヨーロッパ人の知恵の深さと細やかさを実感したのです。最後に今、島田さんは面白い作品をマイペースで(少し焦ってるかも?)製作中です。岡山も沖縄も旅行気分で見に来ませんか。さわやかな風を感じると思います。


 
6月6日(水)事件です?

今、国道482から地図に無い道を走ってます。写真は大きな石です!でも通れました。


 
まだあります!

すべて地道で、何度となく車の腹を擦りながら走ってます。尖った石もいっぱいあり、タイヤを切らないか?超ゆっくり走ってます!

写真は大木が道路にアーチをかけてスリル満点の、デコレーションして、次々と楽しませてくれます!


 
はい!ここまで!

元は国道482号線が、土砂崩れで通行止め!から始まったスリリング体験でした。

通行止めの鎖から左手に林道らしいのがのびているが、迂回路の看板は無いし地図にも無い道です!降りて見てみると、何だか良い方向に行ってるし?車のワダチもかなりあるので、半分以上大バクチをうってみた!かなりドキドキしながら、頑張って走った最後のハードルは、試してみるまでもなく、オフロードの車でないかぎり無理な、土砂崩れ現場でした!最後の悲しい写真です!

またあの道を引き返して、一旦鳥取に出てぐるっと回り道するしかないようです!この旅最後になって、最大のアクシデントとなりましたが、道を作る訳にも行かず、ナビゲーションの音声案内ではないが「5キロ以上道なりです」よし、とりあえず夕べ寝た道の駅目指して走りま〜す!


 
但馬大佛

棚田の向かい側にデン!と建ってた、長楽寺!

棚田の村の寺だで行ってきなさい!と言うので来てみたが、奈良の大仏級の大仏さんが3体もあるそうな?

と言うのは拝観料500円、私は門前で失礼しますが、興味のある人は是非おいでて、詳しいレポートをして下さい。



 
   
6月7日(木)ただいまです!

九州、中国地方の旅は終わり、夕べ遅くにヘロヘロになって帰りつきました。

5100キロ25日の一人旅でしたが、どうやら栄養失調気味だっのが、終わり頃になってやっと気がつきました。

その分今朝から取り返してますので、ご安心を!

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