リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記   中国地方・九州の旅(2)


2007年5月13日〜6月7日 棚田100選を訪ねる旅の中で見つけた ナイスポイント、又旅の様子などを紹介します。

5月23日(水)通潤橋にて

テレビで有名になった「通潤橋」では、連休中に放水が日に三回あったらしい。その後は土日の正午に一回あり、平日は観光バスが来た時に、バス会社が五千円を払い、水を出して貰ってるらしい?との情報で店が開くのを待って聞いてみると、田植えが始まったので、バスが来ても6月いっぱいは水の放水は無いそうです残念!

ここでは京大で亀の研究をしている「鈴木君」と会ったが、全国の「石亀」を捕獲してDNAを調べているそうだ。私にはよく分からないのが楽しい。「通潤橋」前の庄屋屋敷の管理人さんにお茶とお菓子をごちそうになり、ゆっくりしてから次の棚田に向かうことにします。


 


 


朝日に輝き出した通潤橋 

ライトアップされた通潤橋

 


 

平行三棟づくり民家(元庄屋屋敷を移築)

通潤橋の下で仲良く! 

五老ヶ滝

水量が少ないので、残念だが落差50メートルの美しい滝です!脇には一本の白糸の滝があり、かなり歩いたが、腹は立たなかったから、皆さん推して知るべし!


 


 
霊台橋

熊本に魅せられた!と言う人に出会ったが、分かる気がする。江戸の昔、これだけの石工がいたと思うと、鳥肌ものです!


 


 


 
大窪橋

1842年に庄屋さんの「篠原善兵衛」さんが作ったの知ってましたか?


 

  さて何でしょう?

 

石段に違いありません!もうすぐ答えは分かります!


 
哲学してます?

そうです!さっきの一段が、この数字になりました!


 
ただの一歩なれど!

今は足下の、一段の石しか目に入りません!自分の計画性の無さが見事に露呈しました。あめ玉の一つも持たず、石段の数を数えもせずに登りだした大バカ野郎です。


 
鍛錬なのか?

これは鍛錬なのか、はたまた心臓の無駄使いなのか?愚痴ではありませんよ!ふと頭に浮かんだだけです!


仲良く上ってくる若者 


無鉄砲な挑戦ににっこり! 

地図に戻る
5月24日(木)九州よかとこ!

一旦は鹿児島県に入ったが、宮崎県との県境近くの「えびの市」を先に回った方が楽な気がして、大口市から、今や日本一有名な宮崎県に居ます。

今日はプチニュースがあります。大口市で真新しいコインランドリーに入った、と思って下さい。まだ中は工事中で、半分近くの機械は使えない状態で、その埋め合わせなのか?小さい洗濯機はタダで、その上洗剤は箱で置いてあり「自由にお使い下さい」と開店大盤振る舞い!

でもその後がイケません?乾燥機に500円を入れて、近くのスーパーに買い物に行って帰っても、洗濯物は冷たく、ほとんど乾いてない?丁度店の人が来たので、「乾燥機が熱くならない」と言ったら、裏でゴソゴソして「すいませんガスのスイッチを入れ忘れてました」と100円返してくれました。結局乾燥するのに1時間20分ほどかかってしまったが、待ってる間に先ほどスーパーで買った肉(この旅初の肉です)で、野菜炒めを作って食べた訳ですが、ご飯の炊き方は自信があるが、おかずの作り方まで行き届いてなく、油を入れ過ぎたらしく、ギタギタの野菜炒めの大盛を「ま、しょうないか」なんて一人言を言いながら、食べたのだが、塩も入れ過ぎたらしく、今でも舌がしょっぱい!

悪いことばかりでなく、九州は適当に走ってると、温泉がいくらでもある!その上安い、本州なら700円が相場だが、こちらでは400円が相場です。一番高かったので500円でした。さてご飯は食べたし、洗濯は出来た、風呂も入ったので、そろそろ本日のホテルの開店準備でもしますか?

5月25日(金)雨音が心地よい!

家を出る時、嫁が「サロンパスはここに入ってるから」と言ってたが、私は内心「それは絶対要らん」と思ってた!なぜなら、私にはサロンパス=肩こりなのだ?どうして要らないのかと言うと、肩や首筋には、自分では貼りにくいのだ!

固有名称も出て来ないが、昨日スネの裏側の筋肉(今はぶよぶよ)が歩くと、とても痛かったが、原因は、その前日の3333段のお散歩だと分かってるので「あくる日に痛くなったから俺はまだ若いのかな?」何て喜んでいる節があった!それが、今朝方ベッドルーム?から、控えの間(運転席とも言う)に移ろうしたら、立てないほど痛い!何と言うことだ、本番の痛さが今日来たとは?まさか明日じゃないやろな!

サロンパスを、夕べ風呂の後に貼っとけば良かったのに、気が付かなかった。2日後に痛くなるなんて、もう歳なんやと、もう少し早く気が付くべきだったかな!そう言や今年、同級会をする予定だ?事故で死んだ者、病気で死んだ者、自殺したもの、既に4人ほどいるが、果たして次は誰かな?何てことを、ふと思ってしまった!外は雨音が激しくなってきた、今日は歩きたくない!雨の音がとても嬉しい!


 


 


 
真幸駅にて!

この線路は、鉄ちゃんなら有名らしいが、とても古く、最近では「真の幸せ」名前が良いので(まさき)観光列車も2両連結してあり、駅のホームには幸せの鐘があり、無人駅なので一人ぶらぶらしてたら偶然列車が入って来て、皆さん雨の中ゾロゾロ降りて、交代で鐘を鳴らし、写真を撮り、又乗り込んで去って行った。

皆さんが鐘を鳴らし終わるまで、その間列車は待ってくれてるから、ふと良き昔の雰囲気を味わった。そういえば桜島が見えるポイントでは、一旦停車もしてくれるそうです。

東京から来た青年「永田君」に出会う、彼は同じ名前(読み方)のこの駅に小さい時から来たかったそうで、念願叶い目がキラキラ輝いてました。


 


 


 
熊本も宮崎も?

石匠の国熊本の石だらけは分かる気がするが、ここ宮崎のあちこち田んぼの一角に、デンと置かれた「何とか記念碑」の多いこと、どこのだれそれと刻まれた石碑のお金は、名前の主が出したのなら構わんが、ひょっとして税金じゃ〜?無かろうな〜!もしそうなら、「そのまんま東さん」大変ですな!

湯治旅!

朝から凄いご夫婦に会ったので、今日は他を訪ねる気がしなくなり、山江温泉でのんびり温泉三昧!おかげで足の痛みは楽になった。

今日は雨と言うこともあるかも知れないが、駐車場は満員で、特に女の人がたくさん見うけられる。おとっつあんは仕事中?なのかな?

私は今夜のご飯は外食か、弁当に決めた。どうもおかずを作るのが苦手なようで、今日の昼もみそ汁なら野菜を食べれると思い、適当に野菜を入れみそ汁のもとを入れたが、どうも薄いようなので、固形の何やらダシみたいなのを入れてみたら今度は濃い過ぎ、えぇ〜いとばかりに、そーめんを半束ほど入れて食べてみたら、塩辛い?風呂で歯を磨いたのにまだ舌が塩っぽい!これならコンビニ弁当の方がまだ健康的かもね?今からホテルの開業場所を探します。多分道の駅!


 

右の説明書きにあるように一帯が土砂で埋まったそうだ

 
5月26日(土)なんと世界一だって!

こんなん見つけました!世界一の水車だって?観光用だから、どうってことないですがね!ちゃんと回ってるから、エロイ!じゃなく、エライ!


 
おいしい水見つけた!

棚田でおいしい水見つけた!お茶を沸かし、米を研ぎ、ちょっと休憩です。


 
鹿児島は真っ白?

皆さんは所は黄砂の飛びぐあいはいかがでしょうか?鹿児島は白くかすみ桜島は霞んで良く見えません。

市内の道は広く美しい町です。今年は雨が少なく、梅雨入りも随分遅れ、田植えの出来ない所がたくさんあり、昨日の雨ぐらいではおっつかないようです。

鹿児島港でご飯を炊いてますよ〜!うまく炊けますか、いつも出来が違うのでこまってます!

知覧町

ちらん町なんと響きの良い言葉かと思うが、太平洋戦争の時は、この辺りから特攻隊が飛び立ったかと思うと胸が痛い!

今はきれいな茶園とサツマイモ畑が広がり、平和そのもの!開聞岳も黄砂に見え隠れして、今日ばかりはジェット気流が恨めしい!


良い新芽が出るように剪定された茶畑 


 
坊津にて

先ほどの棚田は、無かった事にしたら、この辺り「頴娃町」「知覧町」「枕崎町」の一帯は素晴らしい!なだらかな道がずーっと伸び、その両脇は茶畑と芋畑がまるで北海道を走ってるのかと勘違いするほど広々と続いている。

そして枕崎に下りて来ると、台風銀座への備えか高い生け垣に囲まれた家並みが、その厳しさを感じさせてくれる。その先にある坊津町と言っても知らない人の方が多いと思うが(私も来て初めて知った)坊浦と言って、もう目の前の海は東シナ海で、徳川幕府が鎖国をするまで、中国や琉球との貿易で栄華を極め、また「鑑真大和上」が上陸した地だと知り、あらためて「ええとこに来た」と喜んでいる?ええ加減な私であります。

かって栄えた港街も、密貿易をやって、やがてでダメになり今は偏狭の港町となってしまった。こんな狭い港町にもその昔、千軒もの立派ないらかの街並みが有ったとは、今は想像すら出来ない!


 

地図に戻る
開聞岳だよ〜ん

晴天でまだ日は高いのに、黄砂のおかげで神秘的な開聞岳が見れました。

枕崎はカツオで有名なので、魚屋さんに寄ってみたら、でっかいのが一本680円で売ってます。なまぶしでも作ろうかなぁ?なんて思ったが、出来る筈ないし、食える筈ないし!

開聞岳百景を楽しんで下さい。


 


 


 


 


 


 
5月27日(日)山川から船に乗って!

昨夜は「道の駅、いぶすき」そこで会った窪田さんご夫婦の勧めで、山川港から根占行きのフェリーがあることを知り、桜島にフェリーで行く積もりだったので、千円ほど高いが、佐多岬に行くにはこっちの方が得みたいだから、少し戻って今船待ち中!

窪田さんに手作り梅と漬け物をもらったし、大好物のなまぶしを山川港でゲットして満足!


 
船は大繁盛!

ここは地図に乗ってない航路だ、1時間半に1便程度しか無いので観光客で賑わっている。フェリーでこんなに賑やかなのは初めてだ!これから50分3200円の船旅を楽しみます。

憧れの佐多岬

旅人のもう1つ憧れの地「佐多岬」(もう一つは羅臼)本来なら、来なかった地です。地図には有料道路千円となっているからだ!

でも今朝の窪田さんの情報では、今は無料になったと聞いたので、本土最南端の地は踏んでみたい所で、思わぬチャンスがやってきた。


「ガジュマロ」案外大きな木 

岬への道は南国そのもので、クバや蘇鉄、ガジュマロやゴムの大木が茂り、山全体もなんとなく南国っぽい!沖縄に来たのか?と錯覚させられる光景だ!

駐車場は何も見通せなく、トンネルがあり300円を払って本当の岬に行ける仕掛けになっている。トンネルを抜けると、美しい景色が広がっていると、勝手に判断して、サンダル履きのままに、ビデオに三脚、カメラに望遠まで持ってトンネルに入ったが、抜けても山の中、歩き出したがドンドン下り坂で、歩きにくいこと、結局15分ほど歩いて「本土最南端」の地にたどり着いたが、分かってますね!


 


岬にある「御崎神社」 

本日も黄砂で数キロしか視界がない!

昨日通って来た、開聞岳はきれいに見える筈らしいが、目の前の灯台すら霞んで見えるほどの視界の悪さで、料金所のおばちゃんも、すまなそうな顔をしてた!


 
桜島は黄砂まみれ!

暑い!遅い!暑いは分かるが、遅いは分からねー?なんて思った人は、この辺の道を走ったことの無い人です?何しろ制限速度以下で走ってる車が、いっぱいあり誰も抜いたりしません、嫌になり写真を撮ったりしてゆっくり走り出したら、また違う車がずらーっと家来を引き連れて大名行列です。

桜島をこれからぐるっと一回りしてきます。噴煙と黄砂でこの辺の人は洗濯が難儀だそうです。そのせいかコインランドリーが多いきがする。


 


 

火砕流を流す為の川

 
火山=温泉

裏から見た桜島です。島のあちこちに、コンクリートのいかつい避難所があり、それを見ると「あぁ〜危ないんだ」と思うが、島には家はいっぱいあり、住めば都なのかな?と思ってしまう。

今噴火しているのは「昭和火口」との事で、慣れてはいるが噴煙が上がって喜ぶのは観光客だけで、灰が降り出したら洗濯物は干せないし、口に入るので困ってしまうそうです。風呂で聞いたプチ情報でした。

風呂代300円で、昨日なら100円だったそうや!


 
2900キロ突破!

桜島を一回りしたが、どの場所も海まで溶岩が流れていて、すさまじい噴火のパワーが感じられる。

明日は走行距離が3千キロを突破するのが確実になります。明日から宮崎の棚田になり、高千穂方面の美しい山岳地帯を走るのが楽しみです。

ここ「道の駅たるみず」はキャンピングカーがいっぱいで、賑やかなこと!

地図に戻る / 次ページへ / 前ページへ
トップページへ 旅行記トップへ