リタイアからの出発 ヨロヨロ旅行記 3回目の北海道-2(青森〜大阪)


2006年9月9日(土) 青森県

北海道

大師堂

回りの山は緑が深いのに、ここだけが、荒々しいごつごつで水蒸気が吹き出す不思議な空間だ、でも思っていたのと違う、何とも言えぬ安らぎがここにはある。

北海道

恐山仁王門

早くも駐車場にはバスが止まり、その客であろう人達が、いたこの口寄せなどでよく見掛ける本堂で供養をうけている。

北海道

恐山「宇曽利山湖」

全体に硫黄の臭いが立ち込め、誰もいない早朝のせいもあろうが、不気味な雰囲気だ漂う。

北海道

自然の生命力

所々で緑が残っている。そんな所には高山植物が生えていて、中でもツツジの仲間だろうか?蕾らしきものを持った背の低い木が気にいった。

もちろん温泉が

境内には温泉があり、いたる所で硫黄が吹き出し、地面は黄色くなり、さわると大変熱い。子供を亡くした親の手で積み上げられたのか?一面のケルンの中にかわいい帽子とマフラーが!

北海道北海道

北海道

イオウ泉

皆さん恐山に来る時は必ず、タオルを持って来ましょう。温泉入浴が入山料に入ってます。

皆さん知らないでか?時間がないのかほとんど知らん顔です。これこそ源泉100パーセントですから。朝の8時前に朝風呂です!

北海道

へっちょこだんご

岩手町で「へっちょこだんご」なるものを食べる。

おしるこの一種だと思うが、甘さ控えめで、150円はお得!

ヒッチハイク

青森、横浜の道の駅から、水沢道の駅まで約300キロをヒッチハイクのミュージシャン「SHIMEI」(しめい)君と二人旅でした。

彼は各地で路上ライブをしながら、全国を回っていて、車の中でも竹口琴を演奏して、つかれた私を和ませてくれました。全てオリジナルの民族楽器を使った、ヒーリング・ミュージックと言うジャンルらしい。明日は仙台で飯代を稼ぎ、ゆるゆると故郷の高知を目指すらしい。

本日の走行距離は388キロ、燃料は36リットル4900円でした。

真っ暗になってから、現場を確かめに「山吹棚田」に行ってみたが、この辺は月の輪熊が出るから気をつけてね、と道を聞いたおばちゃんが言ってたし、懐中電気で照らすと山の中で何箇所か目が光っていて、獣の鳴き声がして、余り良い気持ちになれず、下の道まで降りて豪華な食事(カンズメ、本場青森の焼きニンニク、いつものフリカケ)をして、優雅な時間を過ごしてるところです。

本日終了

2006年9月10日(日) 岩手県〜宮城県

いよいよ 東北から信越北陸の棚田巡りの旅 です。

棚田の記事はこちらから(棚田百選の旅)ご覧下さい。

その他の出来事をこちらに載せていきます。

北海道

正法寺本堂

これも棚田巡りの御利益か?皆さんは知らないでしょう。こんな所に茅葺きの堂々たるお寺があることを。

今まで尋ねたどの寺より立派で、風格ある寺でした。掃除中のお坊さんの話しによると案外皆さん知らないで通り過ぎるそうです。

ちなみに本堂の屋根の広さは720坪もあり、日本一の茅葺き屋根だそうです。

今日は300キロほど

北海道でのラジオ放送は、日本ハムがらみで、最初なんでや!と思ったが、当たり前やね!

それが今日黄金川温泉の脱衣所の会話は「楽天」の話しでおっちゃん達は大盛り上がりです。私は小さくなってこそこそと着替えて、今夜の晩餐の場所をどこにしようか?と考え中!

ちなみに黄金川温泉の料金は350円で、7時30分までの受付です。

2006年9月11日(月) 山形県

旅のしあわせ感、満喫!

大型通行禁止の国道があるなんて初めてしった。トラックが通らないから、ブナのトンネルが美しい。

途中湧き水があったので、タンクの水を満タンにして、洗い物をして、ちょとシンナリしてたリンゴを洗ったらシャツキリしたから有り難い。

回りは水の音しか聞こえず、山の中はかなり走ったが、自然林の美しさを一人じめして、こんな贅沢な旅が出来ることに感謝、自由にさせてくれる家族に感謝!ここの水の冷たさに感謝!だって顔を洗ったら、冷たさに顔が引き締まり、小顔になったみたいですから?かなり長い間止まっていたが、国道を通った車は3台です。

北海道

ブナのトンネル

国道286号線はトラックにブナの枝が傷をつけられてないから、きれいな枝ぶりだ。

もっともこの道では大型はおろか、四トン車も通行不能です。笹谷峠はまだたくさんの花が咲き、下界の音は何も聞こえず、ただ虫が一匹。

北海道

水飲み場

手がちぎれそう!とはまさにこの事、有り難いブナ林の恵みです。携帯はもちろん圏外です。

北海道

景勝 大沼の浮島

浮島と言うカンバンに誘われ来てみたが、沼に浮かぶのが、はたして浮島なのか?

大小六十あまりの島が漂うらしいが、一つ大きいのがありますが、漂うほどはわかりませんでした。

蚊が多くさすがに蚊に強い私も一人きりでは総攻撃され、ああそうですか、分かりました!と大急ぎで帰ります。

北海道

リンゴが売るほど!

二日前四個200円で安いと思って買ったら、この辺は百円で売ってます。

北海道

生産地ならではの!

安芸クイーンと言うぶどうですが、房から外れたキズものです。

パックいっぱい入って300円です。うまさは同じで産地ならではの、お得な果物です。

北海道

集めて速し最上川

最上川の上流域の河川敷では一面にソバの白い花がさいてました。上手いだろうな!と考えてしまったのは私だけでしょうか?

水量が多く茶色に濁った最上川とソバの白と稲の金色が、美しいコントラストです。

山形にて

本日の走行距離は195キロ。

この辺の野菜の量をお知らせします。なすは中位五個で百円、ししとうスーパーの三倍は入って百二十円。

それを使ったおかずレシピを教えます。まず適当に切り、フライパンで炒める、塩、胡椒、を適当にいれ、マヨネーズも適当に、出来る直前にニンニクを入れる事を思いつき、本場青森のニンニクのスライスを入れたが、遅かった!うまくはないが食べられる。初めての創作料理は闇に紛れて胃の中におさまった。

まだまだいっぱい余ってるので、明日は人参を買って追加投入して、より豪華に仕上げてみようかな?

2006年9月12日(火) 新潟県

日本人は平和ボケ?

私は多分日本人の「ど真ん中」を生きている、と思ってます。時には考えすぎて「うつ病」の一歩手前まで行く事があったが、このところの平和な日々が続き、楽な生き方が果たして子供や孫達の為に成るのだろうか?最近の世界の動きは力で弱い者を押さえ付けるのが、あたかも正義の様になっていて、日本の国民も「仕方ない」と言う雰囲気になっているようです、本当にそれで良いのか?と思いながらも、私も「どうなっても仕方ないか」と諦めているから、やはり日本国民のど真ん中の人間なのだろう。卑怯者に成っても良いから戦争はやめて!  

北海道

昨日も今日も

昨日も確か最上川は凄いと思いながら、川に添って走ったのに、今横を流れる川も良い川だな!と思っていると、なんとこれも最上川だった。いったい俺はどこをどう走っているんだ!

北海道

新潟県に入りました

笹川流れ、と言う不思議な名前ひ誘われ、道の駅に止まってます。国道七号線は夕日が美しい道で知られてるが、笹川流れは海の奇岩が売り物らしい、私はパスしますが、興味のある皆さんはお出かけ下さい。

北海道

いい湯らてい

雨だ〜! 新潟は下田村の棚田の近くに着いたが、雨で田んぼを歩き回ってると「アホっぽい」ので、真昼間から「いい湯らてい」と言う温泉に来てるが、えらい田舎なのにとんでもない人出だ。

おばあちゃんが主流で、男風呂は閑散としていた。850円と高いのは要らないのにタオル付きで、もう百円だしたらユカタまで着いている。皆さん長風呂になるらしくユカタでくつろいでいた。

中にはくつろぎ過ぎる人もいて、私は気がつかなかったが、洗い場の奥でおっちゃんが倒れたらしく、従業員が飛び込んでくるは、救急車が来るはで大騒動でした。

温泉の駐車場と建物です。他にもう少し離れた所にも駐車場があり、入りきれない車はそちらにもかなり止まってました。

北海道

日本一のカスミ桜

豊牧のカスミ桜だそうです。余り大きく半分しか写真に入りませんでした。

北海道

今日はより豪華に

昨日の野菜炒めに、今日は玉ねぎと新潟の「ふ」を新たに投入!

肉は手に入らなかったので、がまんする事にして、今日はまな板を使いより美しく野菜を切り、ニンニクと玉ねぎから炒め、生味噌ずいを使うテクで本格的に

ディナーは終わり

5時だと言うのに、食事も、後片付けもすっかり終わりました。雨の中傘をさして食事の用意をして、一人で「ま イケルヤン」なんて一人言を言いながら食べて、又自分で片付ける!北海道で見たオッサン達の自由を謳歌しているのにどこか淋しげな、あのシーンがピッタリ今の私に当てはまり、ブルッと身震いしてしまった!

とは言え明日は残った野菜をどうすれば今日よりうまく調理できるか?半月前に比べたらこの成長ぶりは自分でも目を見張るものがある。

でも一人で生きられないのは変わりませんので、関係者の皆さん、そこの所よろしく!

2006年9月13日(水) 新潟県

北海道

八木ケ鼻

上の方は霧に包まれた、デッカイ一個の岩!

この下で一夜を明かしたが、まるで削ったようにまっすぐな絶壁だ!

北海道

高柳町のギャラリーで

道を尋ねて町役場に来たら、楽山佳の水彩画展にであった。

「四季の野菜と草花」優しい温かな作品がたくさんあり、つかの間を楽しませてもらった。

北海道

茅葺きの里

途中茅葺きの里と言う所があったので、ちょっと寄り道してます。

北海道

茅葺きの里

北海道

夫婦杉

萩ノ島「松尾神社の二本杉」根本は一つで見事な杉の木!いったい幾つの時代を見てきたのか?

北海道

ホタル橋

ホタルの里・大島でこんなカッコイイ屋根付きの橋を見つけたよ!

2006年9月16日(土) 長野県

北海道

まるでネパール

ネパールみたいな懐かしい景色だ。

はるか上の方に家があり隣に遊びに行くにも昔は大変な苦労があったのではないだろうか?今はきっと道があるのだろうが?

北海道

のざわなの笹おやき

長野の名物の一つ「おやき」あっちこちにのぼりやかんばんがあり、どんな味か気になってたので、道の駅中条でゲット!

いろんな種類の中からいかにも長野と言う野沢菜が入ったのを一個!おかずなのかおやつなのか微妙で、味はうまいとは思えないタイプの不思議な味でした。(あずきにすればよかったかな?)

北海道

栗ご飯

こんな事も出来てしまった。

道に落ちてた、栗で栗ご飯を炊いたら、案外上手く行った。少しカッチンのきらいはあるが、美味い!

2006年9月17日(日) 富山県

北海道

越中おわら風の盆

棚田が低調だったので、おわら風の盆で有名な町並みの写真を送ります。

ちなみに風の盆の時は車での見物は大変そうで、何日か前に駐車場を確保して待つのがベストだそうです。

北海道

越中おわら風の盆

北海道

和倉温泉にて

お勧めの温泉情報!貧乏旅で和倉温泉にきたら、町中にある「総湯」がお勧めです。

480円で広いし、綺麗だし、仮眠用のソファーまであり(無料)飲めると言うので飲んでみましたが、塩分がかなりなもんでした。

前には無料の足湯もあり、温泉タマゴを作れるお湯もどんどん出てて、若い娘がキャッキャ言いながら温泉タマゴが出来るのを待ってます。

北海道

うきうき窓からヤッホー!

羽咋市までは仕事で何回か来たが、本物の能登半島は初めて、最高のドライブ!

思わず窓からピースで、ヤッホーと叫んでしまった!(写真は輪島市の中心街)

2006年9月18日(月) 石川県

北海道

大キャンプ村に

何時までもガヤガヤしてると思って、朝起きたら何と!20台ほど収容の駐車場に10台ほどのキャンピングカーやワンボックスカーがズラリ!

遠くは札幌ナンバーから関東、関西ナンバーが連休中の能登半島にひしめく!

1番遠いのはなんと言っても韓国からのチャリダーの「シン君」だ!

北海道

義経の舟隠し

追手から逃れる、義経と弁慶一行がこの入り江に48隻の舟を隠したと言われてるらしい。

しかし地元の人の話しでは史実に基づいた話しではなく、作家の某氏が、ここに間違いないとしたことらしい。

北海道

関野鼻海岸

関野鼻からの日本海!写っている岩は「かぶと岩」でございまぁ〜す!

北海道

越前海岸は波高し

台風が無くなっても、日本海の波は程よい荒れようで、うきうきする景色だ!

北海道

日本海の日没時!

自然の美しさに、ただただ見とれるだけです。

美しい海を見ながら、お昼に頂いた焼肉をおかずにご飯を食べてると、私は毎日一人で何を食べてたのかと、チョツト自己嫌悪に落ちいる。やはり美味いもんはうまい!感謝

2006年9月19日(火) 福井県

北海道

やはり原発の町

道路では、お尻の真っ赤なデッカイ猿がのんびり散歩したり、くつろいだりで猿も人ものんびりしてるようにみえますが、ここも原発の町の一部!

高台にはこんな掲示板がありました。読めませんが「ただいまの放射線量」

北海道

舞鶴で釣り?

釣りでなく、釣れない!なんのこっちゃわからんが、ほんとに釣れない!

サビキなら釣れるだろうと、氷まで買ったのに、むなしくお茶だけが冷たくなっている。

写真は駐車場ならぬ駐舟場です。屋根付きで豪華版!

北海道

エイリアンを一匹?

楽な場所は、やはり釣果もそれなりなんでしょうか。

でも一匹デッカイ「タコ」を釣ったと言うよりも、ルアーで引っ掛けました。

食い切れない大きさだし、マントの様なものをまとってて気持ちわるいので撮影後リリース

2006年9月20日(水) 大阪に帰る
旅の終わりに

北海道と棚田、欲張りな旅となり、新しい出会いもたくさんあって楽しい旅でした。

しかし棚田の認定については不満もあります。その第一は何故百選なのに134ヵ所もあるのか?棚田の定義をクリアーすればそれで良いのなら、選んだ団体のこだわりやセンスを疑ってしまいます!

そして各棚田に歴史の息吹や維持管理するお百姓さん、ボランティアの皆さんの棚田に対する、誇りやこだわりの伝わらない棚田は、この際除外してもよいのではないか、そうすればちょうど百選に納まるのではないか?

米余りの現在、わざわざ面倒で、収穫も少ない棚田を作るのか?いろんな所で聞かされたのが、先祖が残してくれた遺産を我々の代で終わらせたくないし、おいしい山の水で作るおいしいお米を食べたい、と言うお百姓さんのこだわりがなければ棚田百選の精神に反するのではないか?

機械が入る様に耕地整理された現在の棚田を棚田百選に入れて、134選とするのがベストなのか?見に行く旅人の立場で勝手に言わせてもらえば、苦労して行った棚田が耕地整理されてたり、荒れ地になってたりした時のガッカリ度は高いガソリン代と反比例して、指定だけして後は知らんぷりの関係者に深い不信感となってしまいます。

でもほとんどの棚田は素晴らしく、感激して次の棚田を探す旅に出かけるのです。そこでマタマタ勝手ながら私の感想を、星5つのランク付で評価したいと思いますが、私の感性であって他意はありませんので、関係者の皆さんは気を悪くしないで下さい。

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