長野県の外れ、飯田市に一カ所あったので、夕べ着いて田んぼ横の駐車場で朝を向かえた。今まではどの棚田でも、棚田の上か下かに家があったのに、ここは一軒も家はなく、外灯なしの真っ暗です。星空ならさぞかし星が綺麗だろうな、と思えるが、あいにくの雨で早い時間から車の中が私の全ての宇宙です。朝には雨が上がったので、一回りして来たが、靴が濡れて気持ち悪いし、寒い!「今年の寒さは異常だ」と昨日話したおばあさんが言ってたが、棚田のような所を一本一本苗を手で植えた田んぼの苗が成長しなかったら、ガッカリだろうな。

どこでも感じることだが、税金の使い方の下手なこと、行き当たりばったりで何か予算の使い道は無いかと考えたとしか思えないような使い方で、明日の事は「問題が起きた時に、その窓口が何とかするだろうから、ま いいか!」と思っているような農業政策で、ひょとしたら明日の事など全然考えてないかも知れない、ここも要らない農地整理とは言わないが、せっかく整地した田んぼの一部が放置され、草ぼうぼうの荒れ地になっている。

手がかかるのだろうか、あぜの草刈りがしてなくて、雨のせいもあり歩き辛かった。立派なトイレもあったが、汚かったのがちょっと予算不足を感じ、棚田百選に指定だけして、後は自分達の予算と努力でやりなさいと言う感じが投げやりで、もう少し不便で若者が育たない僻地の農政を細やかに出来ないものかと感じてしまった。


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