大阪暮らし6 2003年1月〜12月
2004年7月23日(金)カーナビの大うそつき |
何時も子ども達が汲みに行っている、美味しい奈良の「ゴロゴロ水」が無くなったので、ドライヴがてら嫁と汲みに行ってきた。 カーナビゲーションをセットして、素人みたいにその通り走った・・・・ら、広い綺麗な道路なのに、「左に曲がってください」と狭い道路を指示してきた。一瞬「おかしいな??」と思ったが、指示通り左折。 すると、道はドンドン狭くなる!グングン山に登っていく!家は1軒もなく、対向車もない。(もっとも車は99.9%対向出来ない道ばかり。) 子ども達にはそんなに狭い道だとは聞いていなかったので、プロドライバーの私としても心細くなる程の狭いきつい林道であった。せめてもの救いは車の通った轍があること、カーナビがゴールをめざして「5キロ以上道成です」と、確信を持って案内してくれる。 |
狭くて急な林道 |
きわめつきは、頂上付近のどうにか乗用車1台が通れる岩肌剥き出しのワイルドなトンネルが感動物であった。カーナビは嘘は教えず、随分と遠回りであったが、目的地に着くことができた。 今日は、生涯二度と通らないであろう珍しい道をカーナビのおかげで通ることが出来た。しかし、もう2度と通りたくない。 |
今にも岩が落ちそう! |
ゴロゴロ水のある洞川温泉は、旅館も多く、土産物屋などが並び、思ったより華やかで、歴史の重みが感じられる町並みであった。 夏休みに入って、林間学校の子ども達であろうか、街中が黄色い帽子の子ども達で一杯だった。 ゴロゴロ水は、駐車場代300円を払えば、100リットル迄出っぱなしの水源から汲み放題であった。汲みに来る人は、平日にもかかわらず途切れることはなく、なかにはポリタンク10個20個と汲んでいる人もいた。 ゴロゴロ茶屋で食べた、くずきりは、さすがに本場であるだけに(吉野くず)さわやかな歯触りで何とも言えず美味しかった。豆腐も美味しいという評判を聞いていたので、買おうとしたが、クーラーがなかったので諦めた。 |
洞川温泉の町並み |
帰り道もカーナビは元来た道を帰れと言う。「もうカーナビには騙されないぞ!」と、反対方向にハンドルを切った。 その道は観光バスがドンドン走る広い道であった。勿論来たときのような峠もない。あちこちに木の枝や落石の後などもない、立派な道であった。 さすがにカーナビも諦めたのか、「Uターンしてください」とは言わず、何事もなかったかのように自宅への帰り道を指示する。 「お前に言われんでも帰り道は分かってるわい!」と心の中で思いながら、天気はいいし、珍しいプチ旅行が出来たから今日は許しといたるわ。 |
帰り道はこんなに広く! |
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2004年7月7日(水)8日(木)岡山で芸術にふれる |
7月7日〜8日 SUMI Arts 作家の島田さん宅に夫婦で尋ねる。ドライブのつもりで出かけたので顔を見てすぐ帰るつもりだったが、中国での陶器の作品や制作中の墨絵などを見ているうちに、時間がドンドン過ぎていき、やはり、お泊まりになってしまった。 中国で精力的に作った陶器は、一つも割れることなく無事日本に着いたと言うことである。その作品は、素人の私から見ても形も色も素晴らしく、それらの並べられた部屋での一夜は、なんとも贅沢な一夜でありました。あくる日は、近くのアトリエなど見せて貰い、なんとなく文化人になったような楽しい1泊2日の旅でした。 帰りは、今まで中国道ばかりでしたが、下道を初めて走って帰りました。初めての町を通る喜びは、旅好きにとってやはり心躍るものでした。すごい風雨と雷に見舞われましたが、2号線に出るまでの、中国山地の豊かな家並みを見ているだけでも来て良かったと、運転しながら時間のある生活を楽しみました。 島田さんの写真を3点程載せておきますが、大きな作品ばかりだし、やはり写真では本物のすばらしさは決して伝わらないです。是非展覧会に行って本物に触れて欲しいと思います。 |
島田 悠紀子作 |
これからの予定(決まっているもの) 中国の作品の展覧会 |
2004.10.13〜10.17 滋賀県立近代美術館 2005. 1.11〜 1.25 ギャラリー マロニエ 2005. 5.15〜 6.19 奈良現代美術館 |
2004年5月30日(日)芸術の一日 |
30日、午前は大阪市立美術館の「国展」鑑賞、午後からは、京都二条での「ジョン・キーナン展」鑑賞と、忙しいが充実した一日であった。 国展は、入選している友から入場券を頂いたので、朝一番に美術館に入場し見て回った。 素晴らしい絵画や焼き物、彫刻、織物など、力作が一杯だった。 倉吉市の福光焼きの窯元で頑張っている友の作品は、花器で、じみだが凛として存在感があり、素人が見ても品のある作品であった。写真を撮りたかったが、部屋の四隅で係りが”私が何かしそうだ”と特ににらんでいるようで、あきらめた。 そして、急いで京都に向かう。淀屋橋から「おけいはん」で三条で降り、アベックで有名な鴨川を渡り(この日も昼過ぎなのに、川べりには点々とカップルが・・・)高瀬川沿いを歩いて、途中で昼食を取り、ジョン・キーナン展のある広誠院に向かう。 広誠院は、昔薩摩藩の別邸として建てられ、今は修復をされて文化財に指定されている趣のある屋敷であった。ここで、アメリカ人の陶芸家(アメリカに住んでいる)の個展を見せて貰う。 アメリカの土を使い、自分で作った窯で焼いたそうで、ピンクの美しい色の出ている大きな作品や、ぐい飲みなどの小さな細工の作品などが、古い日本の格式のある部屋にうまく解け合って展示されていた。我が家には勿論手の出る値段ではないので、目の保養だけさせてもらった。 ここで、中国での活動から帰ったばかりの墨絵作家の島田さんと待ち合わせていたので、美しい庭を眺めながら、再会のおしゃべり大会となってしまいました。充実した楽しい1日となりました。 |
ジョン・キーナン作 |
2004年4月1日(木)長男が帰ってきた! |
長男を迎える我が家の猫たち |
新聞の奨学生として神戸に行っていた長男が、2年ぶりに羽を休めるために家に帰ってきた。 「雨が降っても、雪が降っても、ほとんど休みもなく、毎日2時過ぎには起きる生活が出来るのか?」と心配していたが取り越し苦労だったようだ。 私もトレーラーのドライバーとして朝の早いときが多いが、新聞配達に比べたら何でもなく思えてしまう。 大した事故もなく、大きな社会勉強をして逞しくなって帰ってきてくれたことが、一番うれしい。しばらく何もしなくて良い時間を楽しんだら、今度はもっと遠くへ行ってしまうらしいが、それも良し!私の出来ない経験をいっぱいして、私達を楽しませて欲しいと思います。 今年、同じように新聞奨学生を無事卒業する若者と親の皆様がこのサイトを見て居られたら「おめでとう」と心から言いたいです。 |
2004年2月22日(日)岡山県勝央町 島田悠紀子展 |
岡山の山奥(苫田郡)で、墨絵作家として活躍する友達が、近くの勝田郡勝央町の美術文学館のプレオープン企画に作品を展示するとのことなので、嫁と若い可愛い友達と3人で行って来た。のんびりとした町の、役場の隣に、図書館と美術文学館が並んで建っていた。どちらも平屋で素晴らしく、都会では考えられない贅沢さで建てられていた。 |
・・「チェコからの風」・・ |