リタイアからの出発

壱岐対馬一宮、幣立、天岩戸、高千穂神社参拝の旅(2)  2015年4月7日〜11日

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4月9日(木)


幣立神宮(熊本県山都町)

 九州のおへそとも言われる位置に幣立神宮はあります。「隠れ宮」である
この神宮はガイドブックに載ることもなく、一般にはあまり知られていません。
実際に行ってみると山間にひっそりと建っている、といった印象です。
しかしその歴史は古く、15000年も昔からあるとか…。神武天皇の孫である
健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、この地で幣を立て宇宙から降臨された
神々を祀ったことが始まり、と伝わっています。そして人々はここから世界に
散らばった、という伝説まで。その証として毎年8月23日に「五色神祭」が行わ
れています。応神天皇の時代に「高天原の乱」が起こります。その乱に係って
いた為に、自ら身を隠し「隠れ宮」となりました。(二度目の参拝となりました)

    
   天神木「高千穂」 
  
  
  
    
    
樹齢一万五千年と伝えられるヒノキの巨樹がそびえています。
一度ご神木の前に立ってみてください。おそらく屋久島の縄文杉よりも古い
無限の生命力に心うたれることでしょう。それは、一万五千年前の神に向き
合うことができるかも?
    
    
  
     御本殿
    
     「五百枝杉」(いおえすぎ)
    
  
     「五百枝杉」(いおえすぎ)
  
  
     境内で見つけたシャクナゲ


天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)東本宮

 ご祭神「天照皇大神」
天岩戸神社は岩戸川を挟んだ両岸に東宮と西宮があります。ここ東宮は訪れる方が少なく、
ご神職も西宮に常駐されていることもありまして、少し寂しい感じのするところですが。

 天岩戸伝説でお隠れになった天照大神様が岩戸よりお出ましの際、思兼尊様が大神様の
御手を取り、この東本宮の土地にお鎮まり願ったとされます。 ここ東本宮は、直接的に
大神様の息吹に触れ、ご加護をいただくために大変貴重な場所でもあります。

 日頃は西宮へのお参りが多いと思いますが、ぜひこちらの東本宮へ最初にお参り
いただきまして、ご神水をいただかれてから西宮にお参りされることをお薦めいたします。
と神社の方が言ってくれたので東本宮の御朱印を西宮でいただき、車を東本宮の駐車場に
回して知らなかったとはいえ初めて東本宮に参拝しました!

  
 
  
 境内に入って一番に天鈿女神の像が飛び込んでくる
(自動で舞出すのでギョッとして立ち止まってしまった)
  
   東本宮一の鳥居
  
   人懐っこいお猫様も参道で出迎えてくれた
    
   ほとんど人がいなくて静かな参道
  
   拝殿
    
   ご神木の根元から湧き出るご神水
  
   御本殿
    
   静かな参道
  
ご神木の「7本杉」 天岩戸神社社務所で確認したところ、右から
7本がいわゆる「七本杉」、左の2本はこれとは別に数えるそうです。
「九本杉」でも良いんじゃないかとは思うが、これが公式見解だそうです。
    
               岩戸川にかかる橋の欄干には
    
如何にもと言う人形が!
  
   天岩戸神社・天岩戸遥拝所(あまのいわとようはいじょ)
  
     天安河原(あまのやすかわら)遥拝所な・神楽殿
    
     天安河原(あまのやすかわら)遥拝所
    
       ご神木の招霊の木(オガタマノキ)
  
     御神体遥拝所
  
     天岩戸神社一の鳥居


 「天照皇大神が御隠れになられた天岩戸(洞窟)を御神体として
御祀りしている神社(神官さえも入る事は許されてなく、
洞窟の中はどうなってるか分からないそうです)

 岩戸川を挟んで洞窟の向かいに建つ拝殿(天岩戸遥拝 -西本宮が祭る
天岩戸は拝殿の背後に隠れて通常は直接見ることはできない。
社務所に申込むと、お祓いを受けたうえ神職の案内付きで拝殿の
背後にある遥拝所に通してもらい、ここから直接拝むことができる。

 写真等の撮影は禁止されている。ただし、ここからも天岩戸が明確
に目視できる状態ではなく、その崩れた跡の一部が拝めるだけだった。

 シゲ爺的には三度目の天岩戸神社で東本宮は初めて行ったし天安河原
にもちゃんと行ってきましたよ!でも霊感は感じなかったですがね!


高千穂神社(宮崎県西臼杵郡高千穂町)

 高千穂神社高千穂神社高千穂神社 天孫降臨の地 「地上界の無秩序に心を痛めた
天照大神(アマテラスオオミカミ)は、孫(天孫)である瓊瓊杵尊
(ニニギノミコト)に、「地上界に降りて国を治めるように」と命じた。

 命じられるままにニニギノミコトは多くの神を従え地上に降りるが、辺りは
立ち込める雲のために真っ暗で何も見えずに困っていた。
そこへ大クワ・小クワと名乗る里の二人が出現、「ミコトがお持ちになっている
稲穂から籾を取りそれを四方に撒けば、きっと晴れ渡ることでしょう。」と言う。

 その言葉に従って、籾を四方に撒いたところ、みるみるうちに雲は晴れて空は明
るくなり、太陽と月が輝き始めたという。こうして、この地は「智穂」、
そして「高千穂」と名付けられた。

 高千穂には過去何度かきたことがあったが、高千穂神社はいつも前を通り過ぎる
だけでご縁がありませんでしたが、今回夫婦でご縁が繋がり参拝することができました。

    
   ご神木
  
   根っこが!
  
     夫婦が手をつないで周囲を三度周ると夫婦円満・家内安全・
子孫繁栄の願いがかなうという「夫婦杉」。二本の大木だが、根元が一つに
繋がっていることから名づけられた。
 樹齢800年以上と言われる。何があっても分かれることのない象徴的な姿で、多くの夫婦、恋人そして友人達を惹きつける。
 我々は何を今更で頭を下げるにとどめたがね!
  
     御本殿を望む
  
     御本殿
    
ミケヌノミコト(高千穂神社の祭神であるミケヌノミコトが、荒ぶる神である
「鬼八(きはち)」を退治したという伝説をもとにつくられた脇障子)
  
 迫力の狛犬一対
  
  
 鉄造狛犬一対 (重要文化財)
  
 鎌倉時代に源頼朝が奉納したという鉄造狛犬一対
  
 朝のお勤め (重要文化財)
  
 高千穂界隈は見事な棚田が続いている
  
 県道7号線は凄い山道であったが素晴らしい景色が続きました!
  
 常光寺の滝
    
 標高1757mの祖母山から湧出する自然水がつくりだす荘厳な滝で落差37m。
寺の住職がこの滝の水を飲んで、大変長生きされたことから「長寿の滝」
「白糸の滝」とも言われています。
    
    常光寺の滝
  
   徐々に家はなくなり景色を独り占め状態に
  
   尾平トンネル(県道7号線)
  
  しばらく雲海に見惚れる
  
 大分県豊後大野市尾平トンネル出口で素晴らしい雲海に遭遇
  
  トンネルの上には「三つ葉ツツジ」が綺麗に!
  
   川上渓谷
  
   川上渓谷!
    
   川上渓谷
  
   大分県「大野川」かすかに豊後本線の陸橋が見える
4月11日(土)


醍醐桜(岡山県真庭市別所)

 県下一の巨木と伝えられる醍醐桜は、のどかな山里の原風景の中にあって、
ただ1本だけ空に向かってそびえ立つ圧倒的な存在感。 日本名木百選にも選ばれる
と同時に、昭和47年12月には岡山県の天然記念物に指定されています。

目通り7.1m、根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m、種類はアズマヒガン
(ヒガンザクラの一種)で、伝説によれば、元弘2年(1,332年)後醍醐天皇が
隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれ、この名がつきました。

 樹齢は700年とも、また地元の説では1,000年ともいわれ、この見事な桜に魅せられ
毎年満開の季節になると周囲が大渋滞になるほどに多くの花見客で混雑します。

    
  
 旅の最後に岡山の「醍醐の桜」を見に行こうと言う事に成り、皆さんが
帰る時間に山に登って行きましたが、着いてみると もう桜は既に葉桜
に近い状態なのに、駐車場にはガードマンが沢山いて車もかなり離れた
ところにしか停められなく足の悪い同乗者の島田さんと嫁には桜の近くで
降りてもらい、シゲ爺1人でテクテク現場迄歩かされる始末です!
  
  
 花の盛りは過ぎていて人はちらほらではあったが、流石に有名な老木とあって花は無くても、その堂々たる立ち姿はちっぽけな人間を圧倒する貫禄です。
    
   だいござくら
    
  
  
 先月に続き今年二度目の九州ヨロ旅も今日で終わりです。今回は1900キロ
と全走行距離は少なめではあるが、前回より日にちが少ないし離島の旅があった
のでかなりハードな旅に成りました。(ヨロヨロ号も泥だらけです)

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