リタイアからの出発

東北被災地と友達を尋ねるミニヨロ旅 2012年4月20日(金)〜4月29日(日)

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4月21日(金) ヨロ旅2日目


鞍ケ池SA

 昨夜21時大阪出発! 名古屋のトヨタ市をクリアして中央高速の鞍ケ池SAでヨロヨロホテルを開業したが、ガラガラだったのでトイレの近くに止めたのが失敗だった!

 明るくなったら観光バスの団体さんがゾロゾロ切れ目なく横を通り、ウインドで愛嬌を振りまくギャルを見つけて車を覗き込んでくるので、首筋に貼ったサロンパスが気になり誰もそんなもん見てないのに一人シャイなシゲ爺でした。困った困った(笑)


諏訪湖SAにて!

 何時ものヨロ旅なら下道をヨロヨロと走っているのだが、今回は知り人のいない母親を1人大阪に残してきたので、心配なのであまりゆっくり出来ないので片道は高速使用で時間の節約をする事になった!

 母親には何時もより多くヘルパーさんに来てもらい、一週間分の食事はたっぷり冷蔵庫にストックしたし、何より母親が日頃の嫁の介護に感謝して、出来る限り自分でやってみるから、行って来てと言ってくれたから、お互いが元気な内になるべく2人で出歩くことになったのだ(笑)

 と言う訳で何度も通っている諏訪湖界隈だが、下道ばかり通っているので高速のSAにこんなにロケーションの良い所があるのを初めて知ったのです(笑)


道の駅思川( 小山市)

 中央高速の沿線は岐阜も長野も山桜が満開で、山梨では桃の花が山を濃いピンクに染めてドライブの目を楽しませてくれる!

 青梅市の古い友人版画家のデービッド・ブル氏を何年振りかで訪ね、近所の見事なしだれ桜に負けないくらい話に花が咲いた!

 折しもビジネスで来ていた堀さんご夫婦と知り合えたのが本日の重要な出会いでした! アクリル板の特殊な加工を生業としてる誠実そうな面白いご夫婦で、

 どんなアクリル加工か興味のある人は「常進技研」と自分でネット検索して中を覗いてみて下さい! あなたが探していたアクリル情報が見つかるかも知れませんよ(笑)

 青梅市界隈の豪邸の庭はシゲ爺の大好きな「三つ葉ツツジ」の大木が必ずと良い程植えられていて、見事としか言い表せない濃いピンクや淡いピンクの花の真っ盛りで見とれてしまいます!!

八幡城
見事な三つ葉ツツジ!
4月22日(日) ヨロ旅3日目


道の駅思川( 小山市)

 まだまだ開店までに時間はタップリあるのに車は八割方埋まっているのに人影がほとんどいなく、見つけても隅っちょに止まっていてバスに人が吸い込まれて行く。

 どうやらどこの道の駅でも繰り広げられている無人の車が駐車場を占拠した為に我々旅人がとばっちりを受け、車中泊の人はこの道の駅から退去して下さい!

 何て看板を立てる本来の目的を忘れた道の駅の駅長さんがいたりして、どっと溢れ出した団塊世代の旅人がイヤな思いで道の駅を後にする話を良く聞きます!

 けどここの道の駅は駐車場もかなり広いので地元の人の絶好の待ち合わせ場所になっているようだ! 出来る事ならこういった人達と道の駅の関係者と我々旅人との摩擦が無いことを祈る!

 トイレで話を聞くともなしに聞いてたら、もうここは東北の入り口か!? オハヨーゴザイマス、の後の会話はほぼ理解出来なかった(笑)  こうなるともう旅のムード満点だ(笑)


那須高原のSA

 東北自動車道の栃木県那須高原のSAでギャルの散歩とシゲ爺のトイレタイムをしてますが、想像以上に寒い!

 この辺りは桜がちょうど見頃だが、その桜よりも新芽が出始めた山一面の淡い萌葱色(もえぎいろ)に嫁はいたく感激している!

 田舎では山ばかり見て生活してきたが、近畿は植林した山が多く、常緑樹も多いので山一面が落葉したのがこの辺りの山が新鮮で生命力を感じるらしいです ♪


塔のへつり

 みちのくに入って寒くなりだした。大阪の少し暖かい冬と言う感じで、「塔のへつり」と言う、もっと寒い川に行ってきました!

 心身が冷えたので、でっかい味噌仕立ての串焼きを食べたが、味噌汁をサービスしてくれ東北の暖かさに満足です(笑)

 川に吊り橋があり奇岩が少し有る、たったこれだけの観光地ですが、人々がガツガツしてなくどこかの観光地のように「土産物を買ってくれ」としつこくないのがとても良い(写真はその点が一番!とシゲ爺も言ってます) 帰ったらギャラリーの写真で説明しますのでよろしく!


大内宿にて!

 予想以上に美しく保存された茅葺きの宿場町! 全ての家が土産物屋や食べ物やをしてるが、外国で見かけるしつこくてヤらしい観光地でなく、 人がワンサカ来ているが怒って帰るおっちゃんが見当たらないから満足度百点! をつけても良いと思う!

 しかし寒い、屋根の下には雪下ろしの残雪が1メートルも積もってる家があったりする(笑) 移築保存していると言うのが本当のところだろうが、こんな辺鄙な地に人を呼ぶには余程のことをしないと人は来ないので、ここはこれで良しじゃないかな!

 夜になって「0.09」こんな数字の書かれた温泉に入ってきました(笑)

 賢い皆さんは多分分かっていると思いますが、そうです、0.09マイクロシーベルトの値が本日、高速道を途中下車して見つけた「磐梯熱海温泉」の周りの放射線量だそうで、ほんのちょっぴり福島を感じてますが、明日もう一日東北観光をさせて頂きます(笑)

4月23日(月) ヨロ旅4日目


中尊寺にて!

 世界遺産に登録された平泉なので、人波が湧いてくるまでに帰ろうと、受付が開のを待って嫁のリクエストの金色堂を見学する。  昔は砂金が採れ、豊かな土地だったようで、ちなみに夕べの「ヨロヨロホテル」も金成と言います(笑)

  残念なのは桜はまだまだ蕾硬しですが、咲いた桜の見事さを想像するのも楽しみな程の古木が沢山あり、これもヨロ旅の醍醐味でしょう(笑)  写真は金色堂の前で赤い靴をアピールするシゲ爺ですが、金色堂に入ってもお堂が金ぴかで又びっくりですよ! これから秋田の角館まで走り「桜の蕾」を観に行ってきます(爆)


雨の角館から桜の蕾情報!

 秋田にまで来てしまった(笑) 角館の武家屋敷は人を呼ぶアイテムとして最高だ! その上に見事な枝垂れ桜群ときたら人が集まらなかったらおかしい!としか言いようが無い!

 それにしてもこちらはまだ冬で、高速道路の脇には雪が沢山残ってるし山は真っ白に近い雪景色もかなりあったりして・・・ 角館の桜の蕾硬しなのは当然でございます(笑) 5月の連休ならチラホラ咲きの枝垂れ桜が楽しめること請け合いです?

 帰ったらゆっくり頭を整理、写真も整理して、ビデオを編集(ビデオカメラが壊れて全然撮影できてませんでした)してyou tubeにアップ、日々のブログも場所や名称を確認して手直しなどして、もう少し分かりやすくして行きたいと思ってますのでよろしく(笑)


宮古着!

 ずっと雨の中のドライブで、盛岡市では自転車旅行でお世話になり、その後大阪万博で再会以来40年振りの本宮さんを突然訪ねコーヒーをご馳走になる! それからも雨の峠を超えて目的の宮古市に入ってしまった!

 夜が明けたら市場で朝飯でも食いながら、これからしばらく三陸海岸を見て回りたいと思う! しかし市内はビル群が健在で、それほどの被害が暗いせいもあるが見当たらない。

 しかし市内で寝る場所が見つからない、無理してこんなとこで寝てたとしたら「職務質問をされるのが目に見えてるし」もし今夜津波が来たら避難場所が分からないのでヨロヨロ号ごといちころなので、高台を求めて走る内にいつの間にか宮古市内を出てしまった!

4月24日(月) ヨロ旅5日目


山田町の惨状!

 家の基礎だけがずっと続く景色はテレビで見ていて知ってはいたが実際この目で見てみると地元の人々には悪いが異様な景色だ! ほんの少し高いだけで無傷な家があるから、高台が安全かと言えば崖崩れなどもあるし、

 人には逆らえない運命があることを実感してしまう。 ガレキや漁船などが一カ所に集められ、人の住めない町の様子は異様な雰囲気としか今は言えない!

 道の駅の自動販売機は「ありがとうございます」と言ってると思うのだが?結構ナマった東北弁で「?#!?*+`¥**?・・・!」シゲ爺にはガンバッテんだからと聞こえて笑ってしまった(笑)


気仙沼にて!

 写真の船の下にはペッシャンコの車があり、あちらこちらに花束が供えられカメラを向けるには重い気持ちになる場所だが、

 船の下には祈りの場所を作ってくれていたので、皆様のご冥福をお祈りをさせてもらい少し写真を撮らせてもらう。


瑞巌寺!

 今回のヨロ旅は本物のヨロ旅になったようだ! 日にちが少なく連日アホ程走り回ってギャルもヨロヨロになったのか布団の中に潜り込んで返事もしないので小さな事件が起きてしまった(笑)

 今回どうしても行きたかった「陸前高田」の一本松だが、途中船の写真を撮り、次に移動中にギャルをいくら呼んでも返事が無い!

 窓を開けて写真を撮っていたので、知らない間に飛び出した可能性があると、慌てて撮影で辿った道を探しながら戻ったが、 どうしても見つからないので2人してパニックになってしまった。

 いつもは必ず返す返事も何度「ギャル」と呼んでも返事を返さない、諦めきれないし何処にも見当たらないし夫婦喧嘩が始まろうとした時に、後ろの布団の上にチョコンと座り「何かあったニャン?」みたいな澄まし顔のギャル発見!

 そんな事件が有り、すっかり一本松の事は忘れて走り出してしまった(笑) もう一つはあんなひどい被災地の写真を撮る厚かましさがシゲ爺にはないことも良く分かった!

 ヒドイ三陸の海岸線をずいぶん走ってきたが「瑞巌寺」の門のすぐ手前まで津波が来たらしいが、門前町もそう目に見えた被害が無いような感じに復興してて、 神様が津波を押し戻すようなことはしないだろうが、この荘厳な一帯がそれほど被害が無かった事は不幸中の幸いだったのかも知れないです!

 この前嫁と来た時は、山門手前の洞窟の凄さに大満足して帰ったが、瑞巌寺が地震を受けての修理をしていて、本殿はお詣りが出来ないが、その代わり普段は公開のしてない国宝の「御霊屋」が見られることと、瑞巌寺が妙心寺派だと言うことを知り、

 閉館時間時間ギリギリに入り、大急ぎながら大満足の瑞巌寺詣でになりました! 帰ったら写真と共に報告しますのでよろしく! 瑞巌寺でようやく満開の桜に出会いました(笑)

4月25日(火) ヨロ旅6日目


山田町の惨状!

 奇しくも、行きも帰りも題名の安達太良SAに寄ることになったが、二度とも読み方を考えもせず「アダチタロウ」と思い込んでしまってます(笑)

 アダタラと読むことくらい漢字を見れば分かるのに、自分の脳みその硬さにガッカリしてしまう(笑)  本日は、アダタラからオハヨーゴザイマス!です(@_@)

 予定はいつも未定でヨロ旅は続きますが、明日は帰らなアカンので急ぎ旅の部類になり、やむなく深夜割引の高速使用になってしまいました (?_?)

 本日は時間の許す限り2人か ? 3人の友達に会い、長野まで今夜は走りたいなんて思ったりしてますが、シゲ爺の体力が・・・?


今日も忙し忙し!

 午後自転車旅行の時の古い友達を2人相次いで訪ねる! 根元さんはは教育関係に長く貢献した人で、植樹祭においでになった天皇陛下、美智子妃殿下とお話をし、一緒の部屋でにお茶も飲んだそうで、皇室関係のしきたりや珍しい話を楽しく聞かせて貰ったが、

 他にもおもろい話は沢山あったが、ここでシゲ爺が天皇陛下との話を下品に書いてよいとも思えないので、もっと聞きたいあなたに会うチャンスがあれば直接話をしてあげる!

 ほんまに我々底辺に生きる庶民には想像すら出来ない話しです(笑)次は平山さん、昔泊めてもらい一緒に盆踊りなどにも行き、優しいお母さんで(何年か前になくなりました)昨年の震災で家が壊れ、別荘で暮らしてるユニークな夫婦です。

 シゲ爺の平凡さを認識した一日になりました(笑) どちらも短い挨拶程度の滞在だったのが残念ですが、母親を一人残しての急ぎ旅で、ヘルパーさんなどの都合もあり、明日は帰らなくてはならない!

 忙しすぎる旅だったので、最後に嫁とギャルに(ギャルは迷惑か?)優雅に安曇野に寄り道してコーヒーを飲んで、深夜前にはヨロヨロになるかもしれないが大阪に帰りたいと思う(笑)

4月26日(月) ヨロ旅6日目


キノコ山菜釜炊き

 日立から一直線で行ける一般道を安曇野に向かってひたすら走っている。 高崎で朝を迎え、雨の中をわざわざ碓氷峠を目指して走る事にした、 旧道を巡ってみると車は少なく(ほとんどいない)レンガ作りのしゃれた線路道が所々見え隠れし、撮り鉄さんたちの絶好の撮影ポイントを見つけてしまった。

 10時オートバックスが開くのを待って、ずいぶん走ってくれたヨロヨロ号のオイル交換をしてもらう。 そして先ほど11時前に安曇野のバナナムーンに着き、成瀬さんの作品を見ながらちょっぴり贅沢なコーヒータイムをしてます!  ここのコーヒーはマスターの性格が良く出た実に丁寧で美味しいコーヒなのだ!

 そんな美味いコーヒーを飲ますのに何時来てもお客さんが殆ど居ない、別荘地の中にある実にヤヤコしく難しい場所にあるのと、看板など無くて何屋さんなのか分からないのも客が入らない原因ではないかと思っている!

 外は雨で、途中小諸辺りは桜が満開だったが、写真を撮る気にならず、本日の写真は昨夜の夕食出食べた「キノコ山菜釜炊き」です。関東にしては塩分控えめで、案外美味かったですよ〜!!


いよいよラストに!

 安曇野に来たら恒例に成ってしまった感ありの「安曇野温泉」で昼風呂に入り、この温泉は安いし広いしスベスベになるし、湯冷めがしにくいしで、とても我々には人気の温泉ですよ!

 風呂から出たら、いよいよマイホームに向かって最後のひとっ走りです(笑) 木曽路の桜も満開ですが、もう桜は満腹気味でしてカメラを向ける気持ちも無いのがちと悲しい!

 奈良井宿で遅めの昼飯をして、後はひたすら何度となく走った「中山道」を走るばかり(笑) 写真は「道の駅きそむら」の駐車場で雨が続き散歩が出来ず、家が恋しく成ったギャル嬢です!


この紋所が目にか入らぬか!

 旅はいつも新しい発見と嫁との絆を強くしてくれる、体力の衰えを計るバロメーターでもありと、年をとった日本中の友達や知り合いにご挨拶に伺う、今のシゲ爺には欠かせない春の行事と なりました。

 日本中どこに行っても、その度に新しい発見があり、新しい友達ができ、楽しいのです! 自己責任で自分の旅を意義あるものに、やがてどこにも出かけれられないヨボヨボに成っても、自分で完結した人生に納得したいもんです。

 今は2人旅と言っても、母親の介護がありますので、一周間が限度で、今年からシゲ爺の根性なのか? 体力的なものなのか? それともその両方なのか?一人旅に行くのが億劫になつてしまい、

 一時世間で流行った「濡れ落ち葉」のように嫁の尻を追っかけては「今度は九州に行こ」時間的に無理だと言われたら「それなら、もっと近場の広島、倉敷、島根に行こう」と袖をひいてます(^0^)

 今回のヨロ旅は東北の惨状を確かめ、ウドンの一杯でも現地の仮設店舗で頑張ってる店で食う目的意識を持って行って来ましたが、ほんまにウドン一杯で終わったようですが「ヨロヨロ旅」は満足の出来だったと思ってます。夜21時三人無事は大阪に帰りましたのでご安心下さい! 眼も頭も朦朧としてますが収穫は大きなものがありました!

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