2003年8月〜12月

2003年8月14日(木) 感慨深い盆踊り

遺影
亡き父 

8月7日、おふくろが見守る中、静かに、本当に静かに、親父が84年の生涯を閉じた。自宅での、老衰による大往生であった。子供として、最期こそ見守る事は出来なかったが、食べ物がのどを通らなくなってから2週間、土日での親孝行のまねごとをしたし、ものは言えなかったが、耳もとで誰も知らない俺と親父の話をしたところ、確かな反応があった。そして、「後は俺がちゃんとやるから、心配しなくていい」と言ったところ、一瞬全身で反応したように思えた。そんな別れを、自分なりに出来たと思っているので、心置きなく親父の旅立ちを見送る事が出来た。。親父の生きざまは本当に幸せだったと思っているし、そんな親父を俺は尊敬している。

盆踊り

折しも村の盆踊りが40年ぶりに復活し、8月14日に催された。父がみんなの歌と踊りに見送られ、喜んで旅立っていったようで、感慨深い一夜だった。

2003年10月25日(土)26日(日)

やっと制作意欲が湧く

久しぶりにログに来ると、主のいない間に「かき」と「みかん」が、みごとみ色づいていました。

二月の出来事に続き、八月父の死と、私にとって大きな出来事に、日曜大工をする元気と言うか気力が湧かず、長い間自分を楽しむ余裕がなくなっていました。

今回、独りぼっちに成った母親にも、いろんな事を話しながら一緒に生活や仕事をしてもらう事で、少しでも元気を取り戻してもらいたい思いもあり、重い腰を「ヨッコラショ!」と上げました。さすがに、まだ大工仕事をする気持ちにはなれませんが、土木工事で汗を流しました。

これが実に楽しい! 大昔の人が、畑にするために積んだ石垣が、長い年月で、だらしなく崩れかけているのを積みなおした。今回は、わずか二メートル程ではありますが、見違える程に美しくなり、気分は上々です。家に引きこもりがちな母親も、草取りや、私の手元を「年だ年だ」と言いながら、楽しそうにしてくれました。

2003年10月25日(土)26日(日)

長い間中断中だった、石垣積み再開

まず石垣の予定より30〜40Cm程後側まで土を掘り、新しく積む石垣の所に水糸を張る。

その糸の通りに(なるべく)石を選びながら、積んでいきます。その石の裏側に小さな石を入れますが、この見えない所が大事で、手を抜いて土をざっと入れてしまうと、崩れ易いそうです。

何でも見えない所をきちっとすることが大事なんだと、石垣積みでも教わりました。余った土は、嫁さんと母親が小石を取り除き、畑の土に出来るように腐葉土をまぜながら畑に戻す作業をもくもくとやりました。

2003年10月25日(土)26日(日)

あれ放題だった花壇の整備をする。

エンジンが少しかかって来ました。又以前のように、一日中「あそこはこうして」「ここはこうして」と頭の中でログの構想をする元気が出て来ました。

でも無理をする根性がなくなりました。毎週でも来て楽しみたい所ですが、年のせいか、身体がちょっと「そんな御無体な!」と言いそうなので、、、、でも最低月一回はここに来よう!と燃えて来ました。

かまど1

11月22日(土)

先日の石垣に続いて”かまど”を作り始める。

かまど2

頭の中で出来上がっている”かまど”の構想に向かって、土を掘り石を並べてみる。

かまど3

でも、石の重いこと!なれた人に言わせれば「石は持ってはいけない」そうです。そんなことをしたら、腰を壊してしまうそうです。

私は素人、力でやってしまう。”リッパ!”

かまど3

先日の石垣の下に溝を作る準備を平行してする

夕方には、足腰が自分のものでないほどガタガタになってしまう。

それでも、風呂に入りゆっくりすればいいのに、持ってきた「額」をつるす場所を作ったり、次に作る物入れの扉の寸法を計ったりする。

何年も先の仕事が予定に入ってしまったようだ。

土入れ1

11月23日(日)

かねてより頼まれていた、友達の土地の土入れを手伝う。ユンボ2台とダンプ1台をリースで借りて、500メートル程離れた友達の山から土を運んで、宅地を30センチメートル程上げようと言うのだ。

3人で、それぞれ1台ずつ受け持ち作業をする。

「大きなユンボで山の土を削る。これは、山の持ち主の友達で、ユンボのプロである。」

土入れ2

朝7時集合。ユンボで山を崩しながら、私の運転するダンプに土を積み、それを5分ほど走り宅地にあけるのだ。

最初あるていど山を崩し、下の方につちを集めるのに少し時間が掛かったが、土が準備できてからは、1往復15分ぐらいで出来るので、順調に作業が進んだ。

土入れ3

宅地では、小さなユンボで、宅地の持ち主の友達が入れられた土をならしていく。この友達はユンボは初めてであったが、すぐに慣れて、土をならすことが出来た。

この作業を3時半頃まで何度となくやりつづける。でも、天気も良く、予定の高さに盛り土が出来、3人おおいに喜ぶ。

昼食は、友達が持ってきてくれた”シシ肉”でバーベキュー、私も3切れほどいただく。実にやわらかく、くせもなく、旨いもんだ。しかし、身体の事を考え、3切れで我慢して後は野菜ばかり食べた。

夕食は、またログで3人で妻の作った”おでん”で盛り上がる。私も久しぶりにお土産のブランデーを少しいただく。うまかった。

かまど5

11月24日(月)

今日はかまどを仕上げてしまおうと、朝早くから作業をする。

かまど6

1段積んだところで、雨が降ってきてしまう。

セメントを使うこともあり、「風邪を引いてもつまらんから」と言われて、早々に帰る準備をする。

それでも、植木の選定をしたり、ゴソゴソしていたら、ずいぶんぬれてしまった。

かまど7

母も草刈りを手伝ってくれる。

年は取っていても、やはり長年の経験で、仕事がきれいだ。

母と一緒に昼食をして、実家に行き、少し親父の道具の片付けをしたりして、大阪に帰る。

今回も、頭の中の予定の3分の一ぐらいしか作業できなかったが、折り込み済みなのか変にうれしい。

2003年12月30日(火)

まず、裏に、槇の木の生け垣を作ろうと思うので、今まで無造作に植えていた、松、さるすべり、こでまり、つつじ、つげ、さつき、などを植え替える事にした。嫁さんと二人で一日かけて、植え替えをする。

2003年12月30日(火)

二人で持ちかねる重さの松の木は、土が落ちないようにブルーシートでくるみロープをかけて、渾身の力を出し二人で引きずっていった。他の木も大騒ぎをしてやっつける。うまく新しい地に根付いてくれるといいが!

2003年12月30日(火)

植え替えがすんで、すっきりとした裏庭

2003年12月30日(火)

夜は、好きな映画をDVDで見るために、プロジェクターを設置する。天井に取り付けたので、角度などなかなかうまくいかず、何度もやり直す。

2003年12月30日(火)

東急ハンズで買ったお気に入りの1枚板を本棚用に取り付ける。

棚受けは、じいちゃんの形見の変木を加工した、ちょっと自慢の物。

2003年12月31日(水)

雨がしとしと降ったので、休みかと思いきや、一日中作業。植木の剪定を二人でせっせとしてまわる。山の中まであるので時間がかかった。

夜、前々から窮屈そうだった、島田さんの絵(風)を、天井に掛けてみる。ぴったりと収まった。


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